広島の観光資源

安芸の宮島・七浦の神社って知りませんでした。

JLAA(日本地域広告会社協会)の恒例行事・中四国ブロック会議が
広島で開催、久々に広島を尋ねました。赤ヘルカープと阪神タイガースの
CS決戦の日と重なりました。懇親会の会場にはテレビが・・

残念ながらカープは日本シリーズへの出場権を獲得することはできませんでしたが・・新井新監督の采配に一喜一憂・・街が揺れていました。それに比べて・・
我らがドラゴンズ・・・とは申すまい。来年に期待だ。期待だ。

話がそれましたが・・・ブロック会議では中四国各県の会員から、
現状報告や地域の事情、会員の新たな取り組みなど発表され、
予定時間をオーバー・・・やはりリアルの会議は良いですねぇ。
広島✖️阪神戦に負けぬほどに盛り上がりました。

ブロック会議に先立ち、広島県観光連盟の中核を担うプロデューサーに
「自律的・継続的な観光地経営を目指して」講演を頂きました。
我々・JLAA活動の柱は、観光産業の振興であります。
広島県観光連盟が「観光客に満足を提供することで、リピートされる観光地を
つくっていく」取り組みを学ぶことができました。

広島の観光といえば・・・二つの世界遺産です。
我らが岐阜県からすれば、この普遍の遺産・羨ましい限りです。
私的には、これ以上の観光資源はないと思います。

一つは、人類が欲して叶わぬ「平和」です。人間はなぜ争うのか。
いかに戦うことが愚かであるか、それを示す唯一の遺産が平和公園
原爆資料館です。私は思うのです。少なくとも日本人はすべて、ここを
訪れねばなりません。国を挙げてやらねばならない観光事業です。

広島駅はインバウンドで溢れていました・・・あなたたちは広島の
どこに行くのですか?と問うと、平和公園と即答です。
広島県観光連盟がマーケティングを駆使して観光客誘致をする必要などないかな?広島に原爆が投下されたこの重い現実を丁寧に深く、紹介すること、
「平和への祈り」を捧げに広島は訪れねばならないところ。それを知らしめることが観光連盟の任務ではないかと・・・思った次第です。

もう一つは「いつきしま」・・神を斎(いつ)き祀(まつ)る島・
神が住まう厳島(安芸の宮島)です。たまたまですが、10月は神無月ですから、厳島には神様が不在ですが・・厳島神社を今のように壮麗な姿に
つくり替えたのは平清盛です。12世紀のことです。

清盛は「この神社の神は観世音菩薩」・・厳島に極楽浄土の姿を夢見たのです。
厳島には周囲30キロの浦々に「七浦巡り」と呼ばれる神社あります。
私は厳島神社しか知りませんでしたが・・・宮島の七浦神社を巡ってこそ
極楽浄土なのです。「御島廻り」というそうですが・・・

ほとんどの観光客はそこまでは訪れません。
宮島は信仰の島です。七浦の神社を観光資源として再興させれば
これ以上の観光資源はありません。私も何度か厳島神社は尋ねましたが、
七浦の神社は巡ったことはありません。こんな凄い伸び代があるでしょうか。
羨ましい限りです。

そんなことを思いながら・・講演に学び。
熱きJLAAの同志たちと・・・広告業の未来を語り合いました。Goto

コメント