酒は百薬の長

メタボの時もそうだった。お門違いの国民の健康意識に笑っちゃう。

厚労省もやってくれるではないか。
飲酒に伴うリスクを周知し健康障害を防ぐための「健康に配慮した飲酒に関するガイドライン」を正式決定、公表した。酒呑みの私としては、余計なお世話だと思うのだが・・・これって究極の酒造メーカーへの営業妨害だよねぇ。

厚労者がおっしゃるには大腸がんは1日当たり約20グラム以上の純アルコール量でリスクが高まる。という。20グラムってビールは中瓶1本。日本酒なら1合。ウィスキーならダブル一杯。焼酎なら湯割り2杯ってことだ。

大腸がんだけではない、脳梗塞を引き起こす恐れが上がる摂取量は1日当たり男性40グラム。女性11グラム。男性の前立腺がんは20グラム。女性の乳がんは14グラム。さらにこうおっしゃる・・・男性は少しでも飲酒すると胃がんや食道がんを発症しやすくなるとの報告がある。という・・ずるいよねぇ。報告があると責任をうまく回避しているのだから。如何にも役人らしい。

こんな発表・・ビール中瓶1本を毎日飲み続けると、高血圧になって、様々な疾患を発症するぞ・・って言っていることになる。これって、製造メーカーのみならず、酒類を販売するすべてのお店にも影響がでる。究極の営業妨害じゃないですか・・・

だってですよ。名前を差し控えますが。私の友人Bさんなど、一滴も酒を飲まないのに、脳梗塞に罹った。Dさんは毎日缶ビールを半ダース飲み続けているが68歳、健康診断はすべて枠の中。私と言えば、毎晩晩酌(60年近く呑んでる)をやるが、血液検査では肝臓と糖尿の数値がちょっと高いぐらいだ。

でもガイドラインは、こうも言う。高齢者は若い時に比べて酔いやすく、一定の酒量を超えると認知症症候群や転倒のリスクが高まるともいう。そんなことは酒とは関係ないだろう。高齢になれば誰だって認知症になる。

近所の高齢女性、酒など一滴も飲まないのに、認知症で徘徊し転倒して大腿骨を骨折、寝たきりで治療を受けている。見舞いに行ったが、どちらさんですかと言われた。厚労省の「健康に配慮した飲酒に関するガイドライン」ってどの国民に向かって、こんな馬鹿なことを言っているのだろうか。アルコール依存症対応なのだろうか。

そういえば、糖尿病の予防だと称してメタボを解消しようと散々啓蒙した。それも厚労省だった。でも今では糖尿病の治療薬もあり恐ろしい病気ではなくなった。それとちょっと高額だが、肥満を治せる治療薬も開発された。
メタボのことなど誰も言わなくなった。国民の健康のためだというのは理解できるが・・・・

いま目くじらを立てて節酒・禁酒を唱えるときだろうか。
最近の若者はビール会社が飲酒を煽るテレビCMを打っても、
なかなか、効果が出ないって嘆く時代だ。

厚労省も医療費を抑えるのが目的に「健康に配慮する飲酒のガイドライン」を設けているのだろう。でもそんな暇があったら高齢者の医療費負担を上げる算段を考えてはどうか。医療費が上がれば、高齢者は健康管理を徹底するから。
それに酒は百薬の長なんですから・・・・Goto

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