新聞は素晴らしいですね。石巻日日新聞に学ぶ
新聞命(しんぶんいのち)の私です。新聞が大好きです。紙擦れの音。インクの匂い。踊る見出し。へぇ・・そんな事がと知らせるニュースに話題。こんな風に物事を考えるのかとの示唆。そして現場を切り取った究極の写真・・それに時代の写し絵である企業広告・・・
経済・政治面・国際面・暮らし・教育・文化面・・1ページ毎に丁寧に整理され、日々旬な情報を提供してくれる・・新聞に目を通すことこそが現代社会を生き抜く、目安だと私は思っています。ですから、新聞を開くことは人生を前に進めることだと思います。大袈裟かな・・・
私は毎朝、6紙の新聞を開きます。日経・朝日・毎日・読売の全国紙。ブロック紙の中日・地方紙の岐阜新聞です。それにもう一紙カウント外ですが、石巻日日新聞を購読しています。宮城県石巻地方で発行される日刊の夕刊紙です。一週間分まとめて届きます。
先日、岐阜市内の小料理屋で、腕の良い板さんが。カウンター越しに名札を見たら「阿部」とありました。「君って出身は石巻かい」って当てずっぽに。えっ、なんで?と彼。阿部と言えば石巻地方じゃないかと、私。「石巻といえばそりゃ、日和山・鹿島御子神社だよなぁ。あそこの大鳥居から眺める海は最高だね」「それに石森章太郎の記念館もいいねぇ。高政のかまぼこが上手いねぇ」と。話が弾む。えっ・・お客さんも石巻ですか?いやぁ・・純粋の岐阜だよ。なぜ?
私はねぇ。石巻日日新聞の愛読者でねぇ。石巻エリアのニュースなら大概知ってるよ。へぇ・・故郷をでてから、20年以上になります。東京・大阪、そして縁あって岐阜。震災の時、親戚の・・同級生の・・その時一度帰って親の無事を確認しただけで。そうですか。日日新聞ですか。そういえば、少年野球をやってて、石日杯で優勝・日日新聞に掲載されたことがあった。懐かしいなぁ。俺も田舎に帰ろうかなぁ?何となく意気投合、新聞っていいねぇ。縁結びです。
その石巻日日新聞の近江弘一社長が、警官の職務倫理研修で講和された記事が。近江社長は「13年前の東日本大震災時・津波で新聞社が浸水・停電・輪転機が動かせなくなった」と当時の状況を説明。被災状況を知るに、避難先を探す市民の姿を目にし情報不足を実感。「今情報を必要とする人たちに、たとえ少ない情報であっても届けることができなければ、私たちの否定だ。紙もペンもある。手書きでいこう」と6日間にわたって手書きの壁新聞を作り、避難所に張り出したと日日新聞の理念に燃えた取り組みが紹介された・・・
近江社長は警察幹部や交番所長らに「どんな行動でも理念を持たなければならない。理念のない行動に意味はない。皆さんの使命は地域を守る、そこに暮らす人々の安寧を願うのが役割、一つ一つ誇りを重ね理念を持って行動して欲しい」「石巻日日新聞もスローガンである『愛する地域を未来の笑顔につなげる』ために頑張る」と覚悟を示した。
我々の発行するのはフリーのメディアです。日本全国で134誌・1000万部発行し読者にお届けしています。広告を主体としたメディアですが。広告は社会に不可欠な情報です。広告によって地域の経済は活性化され、地域の社会は成り立ちます。我々の情報誌はその理念を持って発行しています。
「理念なきメディアはない」近江社長から学びます。Goto
追伸
石巻日日新聞が発行するハッピーメディア「地域みっちゃく生活情報誌・んだっちゃ!」が4月号で10周年を迎えました。関係各位に改めて感謝申し上げます。
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