国民には聞く力がある。

首相は次期戦闘機開発・国際機関「GIGO」設置に丁寧な説明を。

憲法記念日だったからという訳ではないが。どうも腑に落ちない。
私は、平和憲法の信奉者でもない。でも、しかしだ。戦後教育を受けた身、平和主義者であることに間違いはない。人類は太古より、争い事を好みはしないが、なくなることはないとの現実主義に与することはない。

でもです。どうなんでしょうか。日・英・伊が共同開発する次期戦闘機を巡り、
国際機関『GIGO』(ジャイゴ)を設置するための条約が24年度中の発足を目指し25日、国会で審議入りした。これって日本が3カ国で次期戦闘機の共同開発をするってこと。繰り返すが、条約に反対ではない。しかし、なぜ、必要なのかについての正直な説明がなされねばならない。そこを避けてはあかん。

1・緊迫の度を増す国際社会であることは誰もが理解できる。ロシアのウクライナ侵略・イスラエルとイランの戦闘。台湾海峡のきな臭い動き。毎月のように日本海へ北朝鮮からミサイル発射実験が行われる。米国の従属国を任ずる日本が「孤高の位置」を極めることは不可能である。

2・世界では防衛装備品を共同開発するのは主流である。最先端の防衛装備開発には高度な技術と費用を要す。複数の国での共同開発・生産によって技術的なリスクを最小限にとどめ、コストを分担するのは不可欠だ。

3・欧州と防衛装備を共同開発すれば、同じ戦闘機を運用する時に部隊間の連携が深めやすくなる。それと日本は、このところの中国の動きに対して欧州に、東アジアの安全保障への関与を要請している。NATO加盟国との関係強化を図ることは国益に繋がる。

4・日本には三菱重工やIHI・三菱電機など軍需産業を担うべき企業がある。英国ロールス・ロイス、伊国レオナルドなどの企業とのJVはこの分野で経済的後手を踏むことがなくなる。そんな面もある。

他にもあるが、現時点において、GIGOを設置する必然性がある。もちろん、理想主義者たちには戦闘機を開発するなど、戦争に直結する。許されないってことになるのだろうが。反対意見があって当然だ。

でも、私が腑に落ちないのは、政治が現状を丁寧に説明しないことである。戦闘機を英・伊と、その先にあるNATOの国々と共同開発をするのですよ。それもそれなりの、国民が納得できるだけの必然性があってですよ。なぜ、首相は国会での審議入りを前に、国民に向かって現状を詳(つまみ)らかにしないのか。

「国民は愚にして賢なり」であります。一国の首相が、誠心誠意を尽くして、GIGOの設立を訴えれば、相応な理解を示めす。それを抜きにして「戦闘機」の共同開発を進めるのは良くないと思う。

まぁ・・レームダックと化した自民党政権の首相では無理なのかも知れないが。Goto

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