石巻・サンマ漁厳し・・・

虫の声を聞けば・・・サンマを焼いて、ワイワイそんな時代も・・・

昨夜の話です。猫の額ほどの我が家の庭ですが。この夏、植木屋さんに
お願いして剪定と申しますか、伐採をしてもらいました。
雑草という名の草はないのですが、これほどまでに様々な草が覆うのかと
びっくりです。三人の庭師さん、炎天下で半日掛けての作業になりました。

その影響もあるのでしょうか。昼の温度・38度だというのに・・
その庭から虫の音が聞こえるじゃないですか?
棲家を脅かされて怒ったのでしょうか?スズムシ?クツワムシ?

季節は巡ると申しますが、7月の上旬から連日・猛暑日が続き・・メディアの報道も暑い・暑いばかり、今年の秋は9月の下旬までは来ないのではなどと勝手に思っていたのですが・・季節の移ろいというのは実に確かなものですね。

秋となれば、虫の鳴き声ですが。やはり食卓は秋刀魚でしょうか。
我が愛読紙・石巻日日新聞によれば「今年も不漁見込み」と厳しい予想です。
宮城県・水産技術総合センター(石巻渡波)で開かれた、本年度のサンマ漁を見通す研修会では、近年、不漁の続くサンマだが、今年も昨年と同程度の漁獲量で低水準に推移する見通しになると。厳しい見解です。

国内の漁獲枠も約11万トンと過去最小となり、サンマを取り巻く状況は依然、
厳しいとのこと。理由は水産庁の発表では黒潮の蛇行と親潮の北上でサンマの生息域が北方に移ったこと。日本近海ではサバやイワシの魚群が居座る影響で南下しにくくなっていると指摘。海の中も変化しているのがわかりますね。

知りませんでしたが・・・サンマの寿命は約2年・今年は1歳魚よりも
ゼロ歳魚の割合が高いとも予想。さらに餌になるプランクトン不足もあり
昨年よりも小粒・80〜100グラムが主体となり、沖合の公海上が主な漁場になると予想する。10月上旬までに来遊する魚群は1歳魚の割合が高いが、10月以降はゼロ歳魚が大半となり、さらに小さくなるという。

女川の水産加工業者は「以前はサンマを確保して、加工を行なっていたが、
値段が高騰してからは扱っていない。3年ほどサンマ用の設備は動いていない。早く豊漁になることを期待したい」と語るが現実は厳しそうです。

ちなみにですが。サンマの漁獲量は昭和33年の58万トンがピーク。
その後20〜30万トンと安定していたが、平成22年以降は減少が続き、
昨年は2.6万トンにまで落ち込んだ。近海漁業・今後はどうなるのか?

今やサンマは高級魚。海なし県の岐阜です。
秋だ。サンマだと、庶民の口に入る魚ではなくなったようです。
近所の住民が集まって・・七輪を起こし・・・豊漁サンマが廉価で手に入り、
目刺しにして網で焼き・・ワイワイ言いながら楽しんだ日が懐かしい。
えっ・・・半世紀前の話ですって?Goto

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