愛知県・週休3日導入へ

どこかおかしいと思うのだが?あなたはどう思いますか?

最近、不思議に思うことがある。兵庫県知事のことである。
メディア報道によれば、とんでもない暴君で県職員をまるで、奴隷のように扱う。その結果1000人を超す職員が何らかのセクハラを受けたと、百条委員会のアンケートに答える事態になっている。

それが事実かどうか?私には分からないが。
メディアが彼を辞めさせようと、過剰に反応している気がする。
「坊主憎けりゃ袈裟まで・・・」そんな印象である。

シンプルに二つのことを思う。一つは自治体の職員が県民が選んだ首長を批判して良いのか。暴君を批判して何が悪い・・そんな雰囲気だが、冷静に考えてみよう。公務員とは公僕である。(労働者としての権利はあるのだが)
民間の労働者とは違う。公務員が首長を否定する権利はない。

もう一つは政策の不備が聞こえてこないことである。首長は有権者との約束を守る義務がある。その実行に齟齬があれば、有権者から批判されるのは当然であろう。でも、報道を見聞する限り、そんな話はない。むしろ、大阪に倣って大学の授業料を無償化するなどの公約が個人批判に晒され実現できなくなっているようだ。公約や政策に関する批判ならあって然るべきだが。解せない。

首長が職員に厳しく当たることが犯罪であるかのような報道は間違っている。
私は兵庫県知事に縁もゆかりもないが、問われるべきは県職員の働き方ではないかと思う。県職員が知事を表立って批判するなんて地方自治体そのものの崩壊だと思う。それをメディアが追随するのはメディアの横暴である。

話は違うが。
愛知県知事が「働き方改革」の一環として来年度から「週休3日」を導入すると発表した。知事は「世の中、全体がそういう流れ、企業も導入している」と胸を張った。オイオイ・・愛知県って大丈夫か?知事が職員受けを狙って、ポピュリズム、思い付きで、始めるのではないか?そんな声も多い。

県議会特別委員会が示した次期行革大綱の中間案には「行革の方針としてデジタル技術の一層の活用と共に、職員の心身の健やかさを重要視「一人ひとりの能力を発揮、希望に応じた多様で柔軟な働き方を一層推進するため」週休3日を可能とするフレックスタイム導入の検討を明記。週や月の総労働時間は維持し、勤務日の労働時間を長くするなどして休日を増やすとしている。

世の中全体がそうなっている?本当にそうなっているか?私の感覚では、少なくともこれ以上労働時間を減らすなら、企業の90%を占める中小零細企業は成り立たない・・むしろ、働き方を労働時間で計らないようにして欲しい。働きたいなら時間で縛らないで、自由度を認めて欲しいとの声が多い。

週休3日を導入する企業の動きがある・・・製造業の生産現場は技術革新やAIの活用などで導入が進んでいるところもあるだろう。でも、事務職や営業職で週休3日制が進んでいる話は聞かない。ピントがあっているとは思えない。

愛知県の財政は豊かである。トヨタを始め優良企業がひしめくからである。
しかし、一生懸命稼いで業績を上げるトヨタの中枢が週休3日にする話は聞いたことがない。また中部電力や名鉄などの公共的企業が週休3日制にする話など全くない。

なぜ、愛知県が先走るのか?私には理解できない。
兵庫県知事のように職員に批判されないためだとしたら、本末転倒だ。Goto

コメント