学校に行かなくても良い・そんな風潮をどう判断するか・・・
文科省は23年度「問題行動・不登校調査」で不登校の小中学生が34万6482人。過去最多と発表した。また、高校まで含めいじめを認知した件数が73万2568件。生命や心身への被害や長期欠席などを含む「重大事態」は1306件とこれも過去最多だったと。
さて、この二つの問題。どうする。不登校とは年間30日以上欠席する生徒のことである。原因の分析は、言い尽くされている。コロナ禍で学校に行かなくても良いという風潮が生徒の間で広がった。保護者も無理して学校に行かせなくてもいいのではと思うようになった。
それと、これの方が重要だと思うのだが、17年施行された「教育機関保護法」などで学校外での学びが保障されたことでフリースクールといった学校とは別の学習できる場が増えたことも大きい。
いじめの認知については、73万件。この数字は何を持っていじめとするのか?学校側がナーバスになって、万が一事件にでもなれば、責任逃れのため過大に見ている。生徒たちも生徒間のトラブルはすべていじめと判断している。となれば、もはや解決できる数ではない。
まずは不登校だが。行きたくなければ行かなくても良いのではないか。
義務教育は国民平等に受ける権利があるのだが、個人主義の時代だ。受けない権利もある。入学して集団生活することに馴染まない子どもを無理に学校に行かせない。それを認めるのが「人間尊重」の考え方で、朝日新聞や毎日はそう主張している。讀賣は親の責任で判断せよと論じているのではないか。
学校に行かなくても良いという風潮を作っているのは大人である。子どもではない。少なくとも、それを学校のせいにするのは間違いである。その意識を醸造させているのは社会派ぶっているメディアである。
不登校34万人いかにも大変だとメディアは報じるが。
その原因を作っているのは、コロナでも学校でもない。親でもない。
もちろん、政治のせいでもないし不登校の生徒でもない。私はマスメディアの責任だと思っている。だって報じるだけでなんの解決策も示さないのだから。
何事もメディアのせいにするのも極論だが。
少なくとも私立の小中学校では不登校はない。なぜなら学校は勉強するところだから勉強しない生徒は認められないからである。認めたら経営が成り立たないからである。私立学校の存在意義がなくなるからである。フリースクールも結局は私立学校である。
その環境に置かれれば、勉強する。それが子どもだ。だから、子どもに学びを与えねばと思う保護者は、身を粉にして働き、コストが掛かっても子どもに教育の機会を与える。親とはそういうものである。そう考えられない親が「嫌ならば学校に行かなくても良い」と子どもに教育を与えることを放棄する。
何事も政治のせいにするのが昨今だが(そうなっているのもメディアが偏った報道をするからだ)給食費の公費負担。高校授業料の無料化など、教育の不均衡解消にどの自治体も努力している。学ぶ機会を与えているのだから、政治のせいにはできない。
となるとだ。不登校34万人・誰の責任でもない。マスメディアも解決策を示すなら良いが、いたずらに煽るな。国民が自分の頭で考え、自分で学び判断するしかない。こんな調査を問題にすることなど何もないってことにならないか。Goto
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