国産の農畜産物を買い物カゴに・・・
疲弊する地方です。地方で生産されたものは地方で消費しようではないか。地産地消運動ですね。悲惨な笑い話です。岐阜って「どんだけ」「どんだけ田舎なんや」って、顔の前で指を振った芸能人がいます。
なんでか?百貨店もない県都・岐阜市ってどうなのってことで。
今年の7月末で岐阜高島屋が撤退、岐阜県は百貨店のない4番目の県になりました。そのことを例にとって「どんだけ」田舎かというのです。
なぜ、岐阜市の百貨店が撤退したのか。理由は簡単で、岐阜駅から18分で名古屋駅です。名古屋駅には品揃へ豊富な百貨店があります。そこで買った方が良いからです。それだけのことです。消費者は欲しいものがあれば買います。例えばです。岐阜高島屋にはインポートのネクタイがない。ブランドのバックがない。それらを欲しい人は名古屋のJR高島屋に行きます。当然のことです。
撤退した理由は、消費者に欲しいものがないから行かない買わない。
その結果、売れないから置かない。商品がない。だから売上が減る。
経営が成り立たない。撤退する。それだけのことです。でも岐阜の高島屋で
唯一利益の上がっていた売り場がありました。それは地下の食品売り場です。
岐阜市の中心街にはコンビニはあってもスーパーがないのです。
だから中心街に暮らす人は野菜や生鮮食品を購入するところがない。
それが悩みで、それを賄っていたのが岐阜高島屋の地下食品売り場です。
そんなこと、マーケティングしなくても誰もがわかっていました。
だったら、1階も売れない高級化粧品など並べないで、
食料品売り場にして商品を充実させれば良かったのです。でも百貨店のメンツで1階に野菜や果物が並ぶことを嫌ったのです。売れるものを置かないで、見栄やメンツで百貨店気取り、撤退はやむなしです。
もちろん。百貨店の撤退は困ると言いながら、
名古屋の百貨店で買い物をする市民も困ったものですが。
日本の食料自給率・・・38%です。
内容は・・・100%なのは米だけです。
畜産物17%、油脂類4%、小麦18%、砂糖類26%、野菜76%
魚介類49%、大豆26%、果実29%、その他22%・・で38%。
これってどうなのですか?
日本政府がこれで良いって思っているからではないか。岐阜高島屋のように。
同時に、消費者である国民も、安ければどこで生産されようが関係ないと思っているからではないでしょうか。百貨店はいらないと思っているのです。
JAグループが「買い物カゴは、投票箱でもある。
そんな新聞広告を打ちました。(写真参照)
食と農を取り巻くリスクが年々高まっている。
直近ではウクライナから小麦が輸入できない。世界情勢の変化。
国力の衰えの象徴である円安。輸入品がべらぼうに高くなる。
肥料や燃料など生産コストが高止まりだ。
一方で、農畜産物の価格はほとんど変わっていない。
農業現場は瀕死の状態だ。令和の米騒動を見ても、必要な食材は
不足しても、すぐには食料生産を拡大することはできへん。
食料を安定して届けるには、農業を維持せなあかん。
そのためには、地域や国内で生産した農畜産物を消費者は買わなあかん。
そのことを理解して欲しい。それが「国消国産」の考え方。
それがJAグループが広告を掲載した主旨です。
あなたはどう考えますか?
私は、買い物カゴに国産の食料品を入れたいと思いますが・・・Goto
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