新聞は取材してなんぼ・・・そんな時代ではなくなりました。
批判したいのですが、これだけ新聞の購読部数が落ちるとそれもねぇ。
なんの話かと申しますと。朝日新聞の特集「Media Times」で、
毎日新聞がSNSに投稿された記事を借用、デジタル配信し、それがバレ、
慌てて削除する事態が起こったと鬼の首を取ったかのように書いています。
ネットやテレビでの著名人の発言などを引用し、ネット上の反応などをまとめて紹介する記事は、2010年代以降、ネットメディアを中心に増えています。特別なことではないし盗用というほどでもない。朝日新聞だって・・。
問題は新聞の記事は、編集局のオリジナル。とくダネ争いなんて園たる最たるものではないですか。「新聞は自ら記者が取材して記事を書く」その当然なことを放棄するのです。新聞の独自性が問われるってことになります。
でも一般紙は別として、スポーツ新聞などは、テレビやSNS上の著名人の発言を専門に「取材」する専従班ができていて、現場の記者に情報を流し、記事を量産するのが日常化されているそうです。まぁ、それも驚きですが。新聞社内でのスポーツ新聞の位置が垣間見えますね。
世の中には「背に腹は変えられない」そんな諺があります。
新聞社の経営は悪化しています。人や時間・コストをかけた取材が困難な状況は新聞のみならずメディア界全体の傾向になっています。残念ですが。
背に腹は変えられないってことでしょうか。
でもです。必要な取材をせず「こたつに座ったままでも書ける」そんな意味で「こたつ記事」と言われる記事が増えるようでは、新聞の記事の劣化が進むってことになります。まぁ、これを諺で例えれば「貧すれば鈍する」ってことに。
批判したいのですが。記者も人間です。腹が減っては戦はできません。
どんな記事でも徹底的に取材して書けとも言えません。「立ってる者は親でも使え」です。変な見栄は捨てて、事実を活用するのですから、断りを入れて使用すれば良い。武士は相身互いですから。
朝日新聞・「明日は我が身」そんなにムキになりなさんなと申し上げたい。
それと、新聞社の編集局にあえて申し上げたいのですが。特別な記事とそうでない一般的なニュースとは編集局で分類し、AIが書いてくれる記事はAIに任せてはどうですか?「こたつ記事」よりは確かです。そう思うのですが・・・Goto
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