さくらの日

桜前線北上には根拠があります。

ロゴ合わせって、こうでありたい。
今日は二十四節気「春分」七十二侯・次侯「桜始めて開く」にあたります。
ですから「咲く(3✖️9)=27日」で3月27日は「さくらの日」です。

桜の種類は300種以上あると言われますが・・・まぁ桜といえば全国各地にある「ソメイヨシノ」です。あなたの街・もう咲きましたか?「まだかな。そろそろかな」なんでも温暖化のせいにしますが・・・桜の開花も少しづつ早くなっていますが。

私の暮らす岐阜市は・・・例年通り25日ごろから開花が始まり、月末に満開。4月最初の土日に開催される「岐阜まつり」まで頑張って咲いてくれます。

ちなみにですが。桜前線って「全国各地の桜(ソメイヨシノ)の開花日を
繋いだ線のことですね。各地の気象台が観測している「標本木」(そんなものがあるのですねぇ。日本人が如何に桜を愛でているかがわかります。笑」が5〜6輪以上(これも決まっています。笑)ほころべば、いわゆる「開花宣言」となります。

この桜前線・ソメイヨシノのある特徴によって成り立っています。
それは、日本全国、津々浦々にある樹木すべてが「クローン」であることです。
江戸時代末期に江戸駒込の「染井村」(現・豊島区駒込)で栽培が始まりました。葉がでる前に咲く美しさと華やかさが、人々の心を掴んだのでしょうか。

明治に入ると、各地の自治体が植えるようになります。(自治体も風流だったのですねぇ)ソメイヨシノは受粉しないので、接ぎ木や挿し木によって数を増やします。その結果、すべてが同じ遺伝子になります。

気温や気候といった条件が整えば、遠い場所に植えた樹でも同じタイミングで開花します。桜前線を形づくることができるのもそのためです。
人々がため息のでるような満開の桜並木も、散り際の桜吹雪も、人と桜と自然とが力を合わせてつくり上げた日本の風景なのです。(歳時記から)

桜前線は3月下旬・九州から北上をはじめ、5月中旬、北海道に至ります。
ソメイヨシノが生育しない沖縄・奄美地方ではヒガンサクラ・北海道では
エゾヤマザクラが標本木になります。花の見頃は開花宣言から約1週間後。
標本木の8割以上の蕾が開くと「満開日」になります。(気象庁)

もう何年前になるだろうか。桜大好きな友人がいて・・・
「おい・花見だ。花見の用意をしたから・・・出て来い」と、長良川の辺り
満開の桜の下にシートを敷いて、友たち集めワイワイ・・毎年誘ってくれた。
彼が逝って、今年で20年か。「いざ・・・開花!」と聞くと、どこか寂しさを覚えるのは・・・彼を思い起こすからかな。Goto

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