久々に奥行きの深い映画を鑑賞しました。
先週末・岐阜柳ヶ瀬・旧高島屋の前にある・・・
小さな映画館・CINEXで「清流の国・岐阜」を題材にした映画
「光る川」を鑑賞しました。
久々に「岐阜は木の国・山の国・山紫水明の国」であると・・・
山の原風景とその渓谷に沿って流れる川・・山に生きる「木地屋の青年」と「山里の娘」の悲恋を軸に、過去と現在を交差させなが描き出される映像に深い感動を覚えました。
映画は全編・山の国・・岐阜県がロケ地です。改めて岐阜の素晴らしさを。
・下呂市の「黄金淵と鶏鳴滝」が美しい。郡上市の鍾乳洞(日本三大泉水の一つに数えられています)が舞台に。和良町(旧和良村)の蛇穴(この鍾乳洞には大蛇の伝説が残り。水は今でも酒造りに)神秘的です。
高鷲町(旧高鷲村)の「夫婦滝」・この滝は白山信仰を開山した僧侶が水垢離をした伝説が残ります。山県市の「美山峡の青い淵(美山町神崎)」が鵜飼の鵜の澄んだ青い眼を連想させます。美濃市・721年に創建された須原神社の境内で紙芝居が・・・私の子どもの頃が蘇ります。
映画の原作は岐阜市生まれ・松田悠
「長良川」です。第三回・小島信夫文学賞受賞作・長編小説です。
私がいま、暮らす長良川が舞台。悪ガキが川を舞台に成長する物語。
全編が「岐阜弁」。実話も混ざり・・まるで自分を見ているよう。
ラジオ体操仲間が原作者の従兄弟。その小説が映画化されると聞いて・・
昭和30年代の岐阜が舞台・・どんな映画になるのだろうと興味深々。
でも原作と一味も二味も違うのですが、岐阜県の山と川をこんなに
幅広く丁寧に掘り下げた映画は過去にない。
それと異才・金子雅和監督(47歳)海外映画祭での多数受賞・・
この作品が3作目・今後も楽しみです。
まず。小説「長良川」をお読み頂いて・・
映画「光る川」を鑑賞頂ければ幸甚です。
CINEXでは22日から3週間上演されます。
ぜひ。お運び下さい。Goto
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