新陳代謝とコミュケーション

御同輩、最高の季節です。働こうではありませんか。

九月も中旬を過ぎました。東海地方は月初め記録的な集中豪雨に見舞われ、とりわけ名古屋市では、道路の冠水や避難を余儀なくされた方もおられました。被災された皆さまに心からお見舞い申し上げます。私も帰宅難民になりそうでした。

一方で、危機のなかで都市の排水機能、行政、消防、地域の支え合いが力を発揮したことも忘れてはなりません。「治水は国力」と申します。

長年にわたる治水・排水への投資は、目には見えにくいものですが、いざという時に市民の暮らしと命を守ります。河村前市長、広沢現市長をはじめ、積み重ねてこられた関係者に敬意を表したいと思います。

19日から愛知・名古屋アジア大会が開幕します。豪雨を乗り越え、アジアから人々を迎えるこの地が、明るく元気に大会を成功へ導くことを願います。愛知県民、名古屋市民はもちろん、隣県の岐阜・三重県民にとっても誇らしい大舞台です。

九月、十月は、日本列島が一年で最も働きやすい季節です。景気も緩やかな回復を続け、経済を動かすには大切な時期です。それなのに、カレンダーの巡り合わせとはいえ、シルバーウィークは五連休となる。休むことを否定するつもりはありません。

しかし、働ける時に額に汗して働くことの尊さまで忘れてはならないと思うのです。イソップ童話の蟻のように、備えるべき時に備え、働くべき時に働く。その積み重ねが、自分と家族、そして社会を支えます。

人間が生きる上で、不可欠なものが二つあります。新陳代謝とコミュニケーションです。

新陳代謝が止まれば、身体は生きていけません。古い細胞が入れ替わり、血が巡り、汗をかき、身体を動かすから健康が保たれる。同じことは心にも仕事にも当てはまります。昨日と同じ考え、同じやり方、同じ人間関係に安住していては、心も組織も淀みます。新しい知識を学ぶ。初めての人に会う。慣れない仕事にも挑む。身体と頭を自ら動かす。その小さな新陳代謝こそが、人生を若々しく保つのです。

もう一つはコミュニケーションです。人は一人では生きられません。挨拶をする。相手の話をよく聴く。感謝を言葉にする。困っている仲間に声をかける。こうした当たり前の交わりが、職場に信頼をつくり、家庭に温かさをつくり、地域を強くします。

待っていても、新陳代謝もコミュニケーションも生まれません。自ら動くことです。自ら会うことです。自ら働くことです。働くとは、単に給料を得る手段ではありません。自分を磨き、人と結ばれ、社会の役に立つ尊い営みです。

さあ、秋です。上機嫌で身体を動かし、人と交わり、今日一日を精一杯に働きましょう。
御同輩。Goto

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