ファッション界で生き抜くには、相当な覚悟が要りますよ。
アメリカの罪刑に社会奉仕があるそうです。
先般も、お騒がせセレブが、30日間の清掃活動に従事、との報道を目にしました。
社会奉仕を「刑罰」とすることには、文化の違い何でしょうが、疑問を感じます。
あまりにも頻発する軽犯罪。その量刑をどうするか、法曹界での議論が必要です。
斜陽化してはいますが、岐阜はアパレルの産地。岐阜市周辺には、家政学部やデザイン科を
配置した高校や、短大、大学があり、服装等の専門学校も多くの人材を輩出しています。
フアッション界は、派手やかな世界ですが、浮き沈みが激しく、事業で成功させるのも、
デザイナーとして、名を成し、功を遂げるのも、大変な業界です。
とりわけ、デザイナー志望の学生には、日常生活に直結した「衣食住」の「衣」を扱うわけですから、
豊かな感性や芸術性の他に、合理性や異文化を学ぶなど幅広い知識や見聞が必要です。
その貪欲な向学心が高じたのか、岐阜のデザイナー志望の短大生が、海外研修で、世界遺産の
イタリア・フィレンツェの大聖堂に♡♡♡♡♡と実名入り(学校名と)で落書きしたという。(稚拙という以外にありませんが)
そのデザイン???(落書き)を見た、日本人観光客が、ご丁寧に、インターネットで公表。
それを知った学校側が、慌てふためいて、謝罪文を郵送したという。
教会は「謝罪してもらえば、修復の費用負担は不要」と寛容に対処するそうだが、
どうも、この話、フアッションがベースにしては、ギスギスして気に入らない。
まず、落書きを発見した日本人観光客。ネットで公表するのが、妥当な処置なのかどうか。
多分、日本人の恥さらしとばかりに、見せしめたのだろうが・・。他に対処の方法はなかったのか。
学校側の対処。実名入りの落書きだから、罪の意識もない。遊び心、研修の勇み足だと思うのだが、
深刻さが滲む。ファッション業界の有能な人材を育てるに値する処置かと、教育方針を疑問に思う。
そして、落書き学生。ほんの出来心が、メディアの指弾を浴び、戸惑っていると思う。
でも、落書きぐらい、デザイナーになるための、いい経験。ペロっと舌を出し、笑って済ませなさい。
そして、教会の寛容さに、何ができるのか、真剣に考えてみる。
そうすれば、その答えは、案外、社会奉仕かも知れませんよ。
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