三分間のドラマ

歌は世につれ、世は歌につれ・・・・
今朝はチョッピリ眠いです。なぜなら、心にジンと沁みる、ビデオを深夜まで見てたからです。
いや、見てたというよりも聴いてたからです。
私には兄弟がいません。そのお陰か、せいなのか分かりませんが、
今でも心を許せる友人に恵まれています。それが財産です。
友人などと品よく言えるのかどうか。それは疑問ですが、昭和40年代。正に青春真っ只中。
日本が活力に溢れた時代。肩組交わし、酒飲み。歌い。議論し。野暮もいたずらも、
喧嘩もした、奴らと、40年の歳月を経て今尚、付き合いがあります。まあ、所謂、悪友です。
ビデオは三時間。昭和45年から平成の始めまで世相と時代を追って、緒方拳さんの渋いナレーションで三分間のドラマを綴って生きます。タイトルは「時代を作り、時代を紡いだ歌」。
そうです。今年亡くなった作詞家「阿久悠」さんの「作詞」した曲を、それぞれの年を追っていく構成です。阿久悠さんのペンネーム悪友とは、なんとも、親近感があります。洒落てますね。NHKのBS放送の番組で、8月に放送、その再放送です。
映像の大半はNHKですから、大晦日の紅白歌合戦での歌手の熱唱から編集されてますので、迫力もあり、懐かしくもあり、頭の中に、その年の出来事まで浮かびます。懐古趣味かな・・・・・。
「歌は世につれ、世は歌につれ」と申しますが、このビデオ。私にとっては「歌は阿久悠につれ、青春は阿久悠につれ」だったと、この歌も、この歌手のヒット曲も、全て、阿久悠の作詞だったのかと、唸ってしまいました。
阿久さんは「歌詞」の前後に時代背景と人の息遣いがが読み取れるはず。世の中、すべてがデジタル時代。アナログでグレーなゾーンが存在してなにが悪い。私の原稿は全て縦書き、だから読む人は、うなずくんだ。と。
阿久悠さんの「歌詞」に綴られた三分間のドラマ。その三分のドラマの背景に私と悪友たちの青春も、織り込まれていたとは・・・・・・。歌謡曲はいいですね。
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