梅雨明け・・・・・。

猛暑の夏でも、狼に食べられないようにしたいものだ。
自然現象の話。気象庁を責めても仕方がないのだが。6月8日から、三か月近くも続いた梅雨。
昨日、やっと、「梅雨明けしたとみられる」と発表。その言い回しが何とも、気に入らない。
梅雨明けしたなら、「宣言」するとか。「しました」とか、断定的に言えばよいのに。勿体ぶって「みられる」なんて、どこか、官僚の嘘くささが漂う。(気象庁も役人だから。仕方ないのだが)
でも、そんな役人用語の強かさには気を付けた方が良さそうだ。
この二週間ほど冷夏になるのじゃないかと心配していたが、さすがに、ギラギラする太陽と蝉の声。35度を突破する暑さ。これで、農作物も一気に成長するだろうと、夏の到来を喜んでいる。
日本には春夏秋冬がある。その変わり目が間断なく訪れる。暑い夏だと、思った途端、盆を過ぎ、赤とんぼが飛び交い、日が短くなり、虫の音がかまびしくなり、アッと言う間に秋。
その季節の慌ただしさが、日本人をせっかちにしているとの説がある。この歳になっても、早く、早くと気が急く生き方をしているので、その説も、まんざらではないと納得する。
と、同時に、日本人は農耕民族。季節に追われて生きているうちに、昨日の豪雨も、異常に長い梅雨も、ほんの少し前のことをすぐに忘れてしまう。それも、ノー天気で、良いこともあるが。
学習能力が無いと言うか、同じ過ちを何度も繰り返すのは弱ったものだ。たぶん、この長い梅雨から、一転しての急激な猛暑に、僅か四年の間に総理大臣が4人も変わったことや、路線が変更になったことなど、すっかり忘れてしまうのではないか。
その夏ボケを,見込んで夏の最中に総選挙を実施しようと目論んだのが、現首相ではなく、その背後で政権を操る官僚だとするならば、彼らは、決して農耕民族ではない。むしろ狩猟民族だと言わねばならない。
だれが、どう見ても、朝から蝉が鳴き、ギラギラと太陽が照りつけている。夏だ。
なぜ気象庁の役人は「梅雨明けしたとみられる」などと曖昧な表現をするのか。
その本質を見抜かないと、我々従順な羊(国民)は、オオカミ(官僚)に食べられ続けることになる。
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