新政権は、責任を持って、決断すべきです。
問題を複雑にしてはいけない。民主主義とは手間暇掛かるのだが、すべての国民が満足できる手だてなどあろう筈はない。とりわけ、政治的課題については・・・・・・・。
沖縄の米軍基地は日本に返還すべきだ。これ以上、沖縄県民に負担をかけるのは良くない。独立国としては、外国の軍隊が日本国内に基地を構えているのは、おかしい。だから、基地を撤廃すべきだ。
普天間の米軍飛行場を県外か海外に移すべきである。まさに正論である。では、極東を含めた日本の安全と平和を誰が守るのか?日米安全保障条約は見直すのか?
羽田の騒音を許すことができない。その結果、首都圏の国際空港は成田へ移った。で、何が起きたか?日本にハブ空港がなくなり、国力の低下に繋がった。で、新政権は、羽田のハブ空港化を打ち出した。
しかし。周辺住民の反対の声は、以外にも、あまり聞こえない。ハブ化になれば、近隣住民は24時間騒音に悩まされることになる。では、その騒音問題をどう解決するのか?答えはない。
住民が反対すれば、ハブ化も難しいだろう。でも、ハブ空港がない以上、国際社会での日本の国力低下はますます進むだろう。沖縄も同じである。基地がなくなれば、安全は保障されるのだろうか?
答えはない。私はこの問題を複雑に考えてはいけないと思う。現時点では答えは一つしかない。
それは、普天間の移設先は、沖縄県内の嘉手納基地に統合する案しかない。それしかない。
そして、時間をおいて、グアム、米国本土に移転。嘉手納の戦闘機は一部を他基地(日本国内の)に移す。それ以外に方法があるのだろうか?新聞報道によると、嘉手納の町長が、この嘉手納統合案反対の共闘を呼びかけたのが、米軍嘉手納基地の司令官。???
敵の敵は味方と言うところか。先日、統合案反対の集会が大々的に行われたと聞く。
沖縄県民にとって、耐えられない思いがそうさせたのはよく分かる。
しかし、現実と理想の狭間を埋めることは難しい。門外漢の私如きがとやかく言う問題ではないのだが、すべての日本人が、自分の問題だと認識して、安全保障、基地の問題に真剣に考えなければいけない。
我々は、戦後60余年、沖縄の人たちの犠牲の上に平和と繁栄を築いてきた。
そのことに、思いを馳せながら・・・・、現実を直視する必要がある。
様々な意見が交差するのは分かるが、民意が一つにまとまるとは思えない。しかし、歴史の針を前に進めなければならない。これ以上問題を複雑にしてはいけない。
誰かが、しっかりとした意志を持って、決断しなければならない。
私は、国民の一人として、新政権の方針を固唾を飲んで見守って行きたいと思う。 Goto
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