まだ、政権交代の意味が解ってない官僚と学者がいますね。
何が良いのか、悪いのか?結構複雑な様相を呈している政界。藤井財務大臣の辞任。私は、良かったと思います。彼が辞めた理由は、二つ、一つは自由党幹事長時代の政党助成金の処理問題を国会で追及されるのに耐えられないから。
もう一つは、新民主党結成時のトロイカ体制がこの国を運営することになったこと。これで、民主革命を推進する正常な民主党の姿になりつつありますね。
藤井さんは、この予算編成を歪めました。なぜなら、藤井さんは財務官僚の言い分に耳を傾けてしまったと思うからです。政治に興味のない人にとっては、とても分りにくいのですが。来年度の予算は、政治主導ではなく、財務官僚に主導権を握られたままだったと、私は思っています。
民主党のマニフェスト。ガソリン税廃止の問題、如何にも小沢さんが乗り込んで、国民の声と称して、廃止すべきでないと言ったのが、藤井さんの辞める原因のように言われていますが、それは真逆だと思います。
藤井さんがマニュフェスト実現の予算を組む積りならば、簡単なことで、特別会計に切り込めば良かったのです。それを、やると言っていたのを、やらせなかったのは、財務官僚です。それを官僚主権の政治の象徴といいます。
そこを、見抜いたのが小沢さん。年内に予算の概算を決めて発表しなければ、新政権が大痛手を被ると踏んだから、あえて、泥をかぶったのです。だから、あえて、廃止を廃止した。つまり、藤井さんは、いつの間にか、財務相守旧派に取り込まれていたのです。
政治とカネの問題。政党助成金の使い方、政党が解党した時の条件なんて何も、想定されていません。過去に、離党したり、転属した人の問題も、規定はありません。しかし、されど、税金と言われて、使い道を明らかにせよ。とマスコミは正義ぶる。藤井さんはその追求に耐えられないと踏んだから、辞任したのです。
だとしたら、政党助成金の制度なんか。共産党の言う通り辞めれば良いのです。
子どものこずかいじゃないんです。その使い道を、いちいち追及する方がおかしいと思います。
が、藤井さんは所詮は官僚。国会で野党に、自由党に配分された金の使い道を説明したり、開き直ったりできないんでしょうね。自民党はもっと酷いのに。病気で辞めるのですから、それで良いと思いますが、官僚なんて軟弱な生き物ですね。
私は、管さんの財務大臣、妥当だと思います。最初からそうすればよかったのです。去年の9月の新聞の内閣の顔ぶれ予想を見直せば。管さんの財務大臣が一番多かったです。そこに戻った。
野党時代の民主党は、鳩山、菅、小沢のトロイカ体制で、政権取りにの座温暖ですから。藤井さんの財務大臣辞任は鳩山さんの読み違いですね。
で、これで、民主党政権の体制ががっちり固まりました。いよいよ、今年は、政権内のモヤモヤが払拭されて、地域主権に大きく舵が切られると思います。いや、切って欲しいと願います。
田舎のおっさんとしては・・・・・。
余談ですが。原口総務大臣が、地域主権の方針に逆らう総務省次官の首を刎ねたのも、その象徴だと思います。地域主権を推進する、鳩山政権の明確な意思表示です。
残念ですが、民主革命の意味がまったく、分っていないのは、大マスコミと、東大の政治学者です。
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