直木賞作品・・・・入れ子の妙味に引かれて・・・・・
最近・・・出張がめっきり減りました。特段、理由があるわけではないのですが。若い人が育ちました。私が出しゃばって、仕事がまとまると、うぬぼれる必要もなくなったからだと自分では思っています。
そのせいか・・・移動の楽しさをすっかり忘れていましたが、今年も、JLAA(日本地域広告会社協会)の「秋のブロック会議」が九州熊本に始まり、10月の東北仙台まで6ヵ所で開催されます。
毎週続く出張に、移動の楽しさと全会員にお目に掛れる喜びに・・少々ウキウキしています。
その前哨で・・・秋の理事会が2日・・・東京で開催されました。会議の内容は・・業界事情と合わせて順次お伝えしたいと思いますが、今日は・・・移動の楽しさに付いてです。
最初の章を読んで・・・読もう・・・読もうと思いつつ・・・タイミングが悪く読めずにいた、今年の直木賞受賞作品中島京子さんの「小さいおうち」をその移動時間で楽しませてもらいました。
読みたいと思った理由は、今年の直木賞・・・ノミネートされた作品を知って「天地明察」以外には、有り得ないと思っていましたので・・・・それに勝る作品は、どんなものかと興味を持ったからです。
内容は読んで頂きたいと思うのですが。「入れ子の妙味と言うのでしょうか構成が実に面白い。天地明瞭のようなスケールの大きな作品ではないが、反戦的な雰囲気が香るが・・でもそうではない。恋愛小説のようだが・・・そうでもない。かと言って・・・ミステリーでも、女性の物語でもない。何とも微妙な組み合わせでストリーが展開されています。
直木賞・・・私ならどちらの作品を選ぶか・・・・「小さいおうち」は、タッチとは裏腹に・・・玄人受けのする作品だと思っいました。だから・・選ばれたんでしょう。私は素人だから・・・「天地明察」が選ばれてもと・・・思うのですが。
該当なしの年もあったそうです。・・・・二作品受賞にすることはできなかったのでしょうか?芥川賞でもそうだでした・・・どうも選者が、格好を付け過ぎ、出版社が商業主義に走り過ぎる帰来のある選考が目鼻に付きます。
そうそう・・・・移動と言えば・・酔っ払って新幹線に乗り・・・数頁も本を読まないうちに・・・寝込んでしまい(新幹線の音って、とても気持ちがいいんですよ)名古屋を通り越して・・・新大阪で「お客さん・終点ですよ」と起こされたことが、昔は何度もありましたが・・・・。
東京駅で・・・・「お客さん・本は降りてから読んで下さい」って掃除のおばさんに叱られたのは始めてです。移動は楽しいモノです。 ハイ。 Goto
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