ニーチェ

哲学の世界にも贋作って、あるのですかねぇ
哲学なんて・・・私の趣味に合わないのだが。学生の頃・・・そうです。学生運動に侵されていたころ・・・国家や権威を好ましく思わない・・アナーキズムの思想に傾注したことがありましたが・・・
その背景となったのは・・・多分ですが、・・・ニーチェの「ニヒリズム」になんとなく影響を受けたからだったと思います。とても難解で・・食べ掛けのままでしたが、既存の道徳を否定し、あらゆる価値に無意味さを覚え・・・しらけ気分で過ごすことに価値があるなどと。。。。
そのニーチェの「超訳」なるものが、大変人気があると知り・・懐かしく思い読んで見ました。
いやはや、ニーチェって、こんな宗教的で、道徳的、説教臭くて、女性っぽかったかと、不思議な気持ちです。実のところ、笑っちゃいました。
「超訳」なんですから、どの様に訳そうと自由なんでしょうが?
ニヒリズムこそ私たちの大いなる諸価値や諸思想の徹底的に考え抜かれた論理である。とか、ニヒリズムとは承認されている最高の諸価値が問題な時、生存を維持することは絶対にできない確信である。という先鋭化したニーチェの棘は?どこにも刺さっていない。
哲学の根源は人間と社会の深層をえぐることにあると、漠然と思っていましたが。昨今は、宗教的な道徳心が受け入れられ、社会と対峙することを避けるのが好まれるのでしょうか?
陶器や絵画の世界では、本物を凌ぐ贋作があると言われますが、哲学の世界にも原作を超える贋作「超訳」なるものが存在することを知り、驚いています。 Goto
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超訳 ニーチェの言葉

コメント

  1. まこちゃん より:

    子供に買ってあげようと思って書店で立ち読みしましたが、「こりゃいかん」と思って立ち去りました。