与謝野馨

通常国会その2・・・君死にたまふことなかれ・・・・・
通常国会冒頭・・・経済方針を語る与謝野馨経済財政相・・・・浴びせかける野党議員のヤジと怒号をテレビ報道で見ていて・・この人・・ひょっとしたら、命を賭けているのじゃないか・・・・と思いました。
と同時に・・・しらけ顔で壇上を見つめる与党の議員・・「やは肌のあつき血汐にふれも見でさびしからずや道を説く君」(与謝野晶子・みだれ髪)の一首がダブりました。
破綻の危機にあるこの国の財政・・・・なぜ、こうなったのかを論じる必要もないと思います。
衆愚政治極まれりですから・・・。国家が沈むのを誰もが肌で感じているのに・・・国民は「他人事」。
与謝野氏の閣内入りを自民党の比例区で当選したのだから・・・バッジを外せとか。参院で問責に掛けろだとか。政党政治を揺るがす恐れがあるとか。果ては・・・民主党には人材が豊富なのになんだと言った、やっかみだとか。おおよそ、僻みとねたみとしか思えない批判が渦巻いているが・・・・
与野党の議員もメディアも、菅首相の与謝野氏「一本釣り」を、少し甘く見過ぎてはいないだろうか。
与謝野氏は朝日新聞のインタビューに答え、「私は72歳。中学の同級生に現役は一人もいない。お前はなにを頑張っているのだと言われるが・・・・己の信念を貫き財政再建を完成させたい」と引退覚悟の決意がにじむ。
国会議員の仕事は何か?タレントもどきでテレビ番組に出演することではない。法案を作り、成立させることです。経済財政相として何をやるのか?との問にも「社会保障改革と財政再建の法案を作る」と政治家の本分をズバリ。
麻生さんを尊敬している。彼は消費税増税にブレなかった。菅さんは消費税増税、税制改革に本気だ。だから、私は政治家として命を賭して財政再建に取り組むとも語る。麻生さんのことは自己弁護だろうが・・・
憲政史上・・・増税を掲げた内閣が倒れ無かったことはない・・・・増税を叫んで潰されなかった大臣もいない・与謝野さんは衆愚の侫臣であるメディアの手に掛って毒殺されるかもしれない。
しかし、でも、命を賭して闘う・・憂国の士が現れない限り・・この国の未来はない・・・。
私は、あえて言いたい・・・・「君死にたまふことなかれ」と・・・・           Goto

コメント

  1. 夏原健次 より:

    いつもお世話になっております。
    経済財政政策についてですが、
    景気は心理的なものが大きく影響しています。
    政府関係者の諸先生方皆様も是非、経営心理学や景気心理学を研究していただきまして、心理学的に景気が良くなる成長戦略にも是非ご尽力頂けますように、あたたかいご指導の程宜しくお願い致します。
    景気がさらに良くなることをお祈り致します。