菅直人

通常国会その1・・・・火中のクリを拾う・・・・
通常国会が始まりました。菅首相の施政方針演説、じっくり読んでみました。歴史的な政権交代を成し遂げた際の鳩山前首相の様な高揚感は感じられませんが、現状打破への覚悟が感じられる内容でした。
とりわけ・・・「第三の開国」であるTPPへの参加を6月を目途に決めるとの方針、アドバルーンをあげるが直ぐに引っ込めるなどと、優柔不断な姿勢が批判されていましたが、なかなかの覚悟です。
それに、何と言っても、「消費税増税」に言及。税制改革、財政再建を一体化させての「消費税増税」議論を6月までに終えるとの覚悟も良しとすべきではないでしょうか。
メディアはマニフェストの見直しは公約違反だなどと、ピンボケの論調を繰り返していますが・・・・
鳩山さんのように・・・衆院選には出馬しないとの決意を簡単に翻してしまうのと同様だと困りますが・・・国の将来に関わる二つの根幹にメドを付けると言うのですから、その覚悟のほどに期待したいと思います。
TPPはさて置き。国家財政が危機的状況にあるのは、今に始まったことではありません。この10年間、自民党政権下も含め、消費税増税に言及した首相がいたでしょうか?消費税増税を封印して税制の抜本改革なぞ出来る筈はありません。
増税を「是」とする国民など一人もいないでしょう。使い道を論じたくなるのも分かります。しかし、ここは一番・・・あえて増税論議に踏み込み、火中の栗を拾わんとする菅首相の覚悟に賭けて見たいと思います。
この通常国会、ひょっとしたら、国家百年の大計を決める歴史的な「熟議」の場になるかもしれないと期待しつつ・・政権交代を望んだ田舎のおっさんとしては・・成り行きを注視したいと思います。        Goto 

コメント

  1. Goto より:

    まったく同感です。自民党は権力から離れ、如何にも幼稚な政党になり下がったモノです。解散・総選挙で自民党が過半数とっても・・参院はねじれのままです。
    経済がこんな状態で・・・総選挙なんかやってられる時でしょうかねぇ??
    国会で最善の方法、熟議何でしょうが、まともに議論してほしいですねぇ。このままじゃ・・本当にこの国は沈没です。
    公明党もどうしちゃったんでしょうかねぇ?民主党と政策的な違いもないのに・・・スピッツのようにわんわん吠える石原坊やと一緒になって・・・解散解散・・って。なんか気に入らないことがあるんでしょうかねぇ・・・弱ったもんです。
    Goto

  2. リミスキー より:

    野党自民党には、民主党を批判する権利なんてないのになぁ?と思うのですがねぇ。自民党政治の尻拭い中なのに・・。もっと大らかで謙虚で大らかな政党と思っていましたが、地に落ちた感じですね。これでは支持率増える訳がありませんね。国民にとって、これって最悪だと思います。せめて自らの過去を反省し、民主を納得させる具体的提案をして欲しいものです。お国のため、国民のためという方向に何故考えが向かないのか?頭が良くて裕福な先生方も結局我欲でしか行動できないのでしょうか?寂しいことです。謙虚に生きたいものです。

  3. 夏原健次 より:

    いつもお世話になっております。
    対話拡大と対話による理解と変革。
    世界民主主義・変革主義
    世界平和が一番景気対策になるのではないでしょうか?
    対話の方、宜しくお願い致します。