巨大地震が発生すれば、日本列島沈没ですが、その前に・・・・
いやいや。私達は怖ろしい島。明日にも沈没するかも知れない島。大津波が押し寄せ、34万人も一瞬のうちに飲み込まれてしまう島。そんな日本列島に有史以来暮らしているんですね。怖いですね。
防災の日を前に東海沖から四国沖、700kmに渡る海底のくぼみ「南海トラフ」が連鎖して動くと、巨大地震を引き起こすと未曾有の大震災になると内閣府は公表した。メディアの一斉報道に一昼夜にして、国民の大多数が、あの3/11を連想。震撼させられた。
報告書には、千年に一度。過度に恐れるなとも指摘しているが。想定外にしてはいけないとも。
善良なる市民としては、怖れるなといわれても。被害の甚大さに鑑みれば、何とかせねばと思うのだが・・・・
沿岸部では、地震から2分で津波が押し寄せるところも。だとすれば、対策もへったくれもない。「強く揺れたら、机の下に隠れるんじゃなくて、何をさておいても、すぐ逃げる」しか方法がない。逃げるといっても、何処へ逃げたら良いのか。
私の住む岐阜市は伊勢湾の河口から50km。津波の心配はないのだが。ボロ家だから、倒壊の危険性はある。となると、耐震補強と防災グッズを用意するってことだろうか。個人的なことは別として、津波対策では巨大な津波防波堤の建設。津波避難ビルなどの安全場所の確保。地域ごとの高台移転など・・・・膨大なコストが必要。
もしも、それらを公共投資でやろうとすれば、自民や公明がいうところの強靭化対策200兆円。災害対策費100兆円が現実味を帯びてくる。で、その原資は消費増税ってことになれば、消費税25%も考えねばならない。日本列島が沈むかもしれないのだから。仕方がない。果たしてそれで、良いのだろうか?
大自然の猛威にいくら抗っても限度がある。国がやれることにも限度がある。だとすれば、自分の身は自分で守るしかないであろう。その原則が崩れれば、日本列島が沈む前に国が沈むであろう。内閣府は、国民にどうせよといいたいのか、巨大地震の恐怖を煽る意味がよく分からない。Goto
コメント
コメントありがとうございます。
日本人は本当に極端から極端ですね。
小泉劇場で、自民を圧倒的に勝たせ。
政権交代で、民主を勝たせ。
参院では、消費増税の一言で、民主を見限る。
首相がコロコロ、政権もコロコロ。
公共事業はダメ。でも国土の強靭化は賛成?全くわけが分かりません。その場限りの選択。それも神の思召しと諦めるしかありませんね。
Goto
そうなんですね。
日本人は、極端から極端へ反応し、考え方がコロコロ変わります。
そのくせ、具体策を講じることが苦手な国民性。
何事も、対応には限度があります。
どんなに巨大な防護壁を造っても、大自然はワンパターンで攻めてきません。
人智を超えて別の形の脅威で、必ず襲ってきます。
歴史ある(?)被災大国がオタオタし、軽薄メディアに惑わされる必要はありますまい。
世界レベルでは、今回の被災状況を『あの日本でさえ…』と、見ているのです。
そして、略奪も起こさず協力して助け合う冷静な対応を、畏敬の念で評価しています。
防災はバランスが必要。
最後は、神の思し召しと割り切るしかありません。
それが、究極の人智なのです。