芸術的な張り手

それにしても、客の入りが悪いね。担当理事は誰かね。
新横綱・日馬富士の必死の土俵が続いている。小兵横綱と言われた千代の富士・三代目若ノ花時代ならいざ知らず、八百長もなくなった・・時代、幕内最軽量の日馬富士が、綱を張るのは、並大抵ではない。
時間いっぱい前の地を這うような仕切り。私はカメレオン仕切りと呼んでるが。そして、下がりで、ポンポンと顔を叩くと真っ赤に紅潮するのが・・・そして、息を一つ吐いて、土俵に。
気力を奮い立たせ、緊張の糸を最大限に張る。そして、相手を睨みつけ。頭からガチンコ。
得意の右からの張り手で、相手の顔を仰け反らせ、左下手回し。右手で前回し。頭を付け。拝むように寄り立てる。体重差でかなわぬと思った一瞬。左でも右での投げを打って体制を崩し、寄りたてる。日馬富士の相撲です。
それに、小さな身体を目一杯開く不知火型の土俵入りもいいですね。
それにしても、九州場所。テレビ桟敷で観戦してるのだが。土日を除いて・・・・
桟敷の空席が目立つね。担当理事はなにやってるんだ。営業努力が足りん。
そうそう。新横綱には絵心があり、玄人肌です。後援会長所有の絵をテレビでみました。
絵を書くには、観察力に丈、表現力や感性が豊かで、かつ繊細でなければ描けないと言われます。横綱の相撲に張り手は品位を欠くとの声がありますが、張り手にも色々あると思う。日馬富士の芸術的な張り手が見たくて、桟敷が埋まるようになればと張り手の技を磨いて欲しい。Goto

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