・・思いの丈を書き記し、精神鍛えよ。
連休中に政治の話なんて不粋なんですが。読売新聞に「ロケットスタート」で好調な滑り出しの安倍内・・その裏側を分析した「解説スペシャル」が掲載されていましたので、ついつい・・・
日本社会ほど失敗を赦さない社会はありません。勿論、破廉恥罪の場合を赦すのは首を傾げますが。事業や商売で一度しくじったぐらいなら大目に見て、再びチャレンジする機会を与えるべきだと思います。
岐阜は田舎です。信じられない話ですが、私など失敗したわけでもないのに、学生運動家崩れの「赤」なんて、40年以上も前のことを持ち出して、未だに批判されたりします。別段、社会党の岐阜県本部の書記局にいましたし、政治の世界を知らないわけでないのですから。赤と言われようが、黒と言われようが構わないのですが・・・
失敗を赦さない社会の弊害は、ベンチャー精神を抑圧し、起業家やアントレプレナーの出鼻をくじきます。その結果、経済の活力を失い、国の発展の阻害になっているのです。こんな社会に負けてはいけない。跳ね返さなければと思います。
その意味では、安部さんが、あの挫折から復活。第二次安部内閣を発足させたこと。失敗を経験に変え、周到な準備をして臨んでいることに、ひょっとしたらこの国を覆う「失敗を赦さない」村社会を根底から変えてくれるのではないか。そんな期待が膨らみます。
と申す私は、小泉さんから禅譲を受け、第一次安部内閣を発足させ・・・参院選敗北にも拘らず責任の取り方を間違え、袋だたきにあって、体調を理由に退陣したことが頭から抜けず、自民党総裁選で当選しても、所詮は軟弱なお坊っちゃま。その域は出ていないだろうと、失敗を受け入れてはいませんでした。自己矛盾です。
それが、総選挙に圧勝し政権を握り、内閣を発足させるや・・・まさに失敗に学び「首相官邸の陣容」を始め、政権運営を盤石な体制で臨んでいる。参院選に勝利し、政権基盤が安定すれば、この国は本当に、戦後レジュームから脱却できるのではないか。その脱却の一つに「失敗を赦す社会」、チャレンジを認める社会に生まれ変われるのではと、そんな期待も膨らみます。
安倍さんは、挫折からどうやって立ち直ったのか。失敗をどのようのバネにしたのか。まだつまびらか にはなっていませんが。あの中曽根康弘大勲位は、宰相なった時には何をやるかを大学ノートに何十冊も書き留めたそうです。その教えに習い、退陣後反省点をノートに書き記し・・・・
更に、毎月1回、中曽根氏が通った禅寺で座禅を組んだと聞きます。5年半。真摯に自分と向き合った安部さんの精神修養に、さもありなんと納得しながら。人は自らの力で自らを変えることができるのだと、改めて認識した次第です。失敗なんぞ恐れるな。己の信じた道を行け、と若者に申し上げたい。Goto
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