国会喚問で、朝日新聞も説明責任を果たして欲しい。
難しい問題です。私ごときがコメントできる範疇を超えていますが。考えてみます。8/5・6と二日間に渡り朝日新聞が組んだ特集「慰安婦問題を考える」についてです。私はこのブログもそうですが。「新聞命(しんぶんいのち)」の立場で、新聞を読もうと呼び掛けています。
新聞(メディア)は第四の権力とまで言われます。その理由は社会に与える影響が強いからに他なりません。強いが故に、報道内容に疑義があってはならない。具体的には真実を隠蔽してはなりませんし、自らの考えを主張する場合は、社説や論説で明確にその意思と意図を伝えなければなりません。
別な言い方をすれば、主張に対して、そうでない意見も受け入れる姿勢がなければならないと思います。そうでないと、国家転覆を意図する政治集団の機関紙になってしまいます。万が一、誤って報じた場合は、「改むるに憚ることなかれ」と申します。権威主義や無謬主義で糊塗してはいけません。
メディアの存在を自ら貶めることになります。ひとえに朝日新聞だけの問題ではありません「新聞」そのものが社会から不信を買い、その存在意義が問われてしまいます。誤報には即座に謝罪して、真実を報じなければメディアとしての使命を果せなくなります。この「慰安婦問題を考える」の特集。読み込めば読み込むほど・・・
誤報したことを婉曲に修正し、自己を正当化したいとの思いが滲みすぎています。「慰安婦と挺身隊との混同がみられた」とか「慰安婦を済州島から強制連行したとする吉田証言は虚偽だと判断し、記事を取り消す」と誤報を認めず、曖昧な表現に終始しています。文章から謝罪の意思は感じられません。
この誤報が与えた影響は国益を損なうどころか。日本民族の尊厳をも傷付けました。こんな反省ではメディアお得意の言い方で申せば、とても説明責任が果たされていないと言わねばなりません。「これまで慰安婦問題を報じてきた朝日新聞の問題意識は今も変わっていない」と胸を張るその姿勢に・・・・国会は説明責任求めて朝日を喚問すべきだと思います。
朝日も信念を持って報じたのですから。その経過、背景、そして、朝日なりの主張、論陣を国民の前で堂々と張ってはどうでしょうか。新聞だから許される。メディアだから身勝手が許されるハズはありません。「改むるに憚ることなかれ」です。Goto
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