無意味な世論調査には弱ったモノです。
「改造で上がったねぇ」と首相がニンマリしたと何処かの新聞に書いてありましたが・・・。
果たしてほぼ毎月の様に・・・報道各社が実施する必要があるのか?どこかが先行するからやらなければならないと義務的にやっているとしか思えないのが・・世論調査。
今回は、内閣が改造されたのだから・・・まぁ仕方ないとしても。頻繁に実施しても意味がないと思う。9/9読売朝刊に・・改造内閣後一斉に実施した世論調査に・・なぜこんなに差が出るのかを分析した「報道各社・内閣支持率 なぜ違う?」と題した記事が・・。
各紙の支持率・・読売64%、日経60%・・・前回より10ポイント以上の伸び。理由は女性閣僚起用だと?朝日は47%(5ポイントアップ)、毎日も47%だが前回から変化せず、改造の影響は少ないと?この差はどこに起因するのか。記事では、聞き方、選択肢の違いだと述べる・・・
そもそも論で、現政権に批判的な新聞は支持率が低く出るし、好意的な新聞は高い傾向にある。しかし、調査は各社ともコンピューターで無作為に発生させた番号に電話を掛ける方式。にも関わらずだから、不思議である。中立的な立ち位置と言われる共同通信の調査が54,9%で前回よりも5,1ポイントアップしたそうだから。首相のニンマリはその数字か?
記事は、読売と日経は「支持」「不支持」を明確に答えなかった人に「どちらかといえば、どちらだ」と「重ね聞き」してるから支持率が上がり、朝日と共同は「重ね聞き」をしないから、支持率が低いと分析している。毎日は、政権を批判している立場から「重ね聞き」せずに「関心がないか」と問うている。
政権交代とか。原発の是非とかの重要課題なら。「関心なし」の率も減るだろうが。たかが改造。「関心なし」と問われれば。めんどくさいってなるのは必定。だから、毎日も支持率は低くなる。詰まる所、調査している報道各社、自社のスタンスに合致させるための意図的調査と言われても仕方がない。
それに、今時、自宅に電話を掛ける調査が、民意を反映する方法かどうかまで突き詰めれば、更に、無意味な調査であろう。別段、政権を支持しているわけではないが、安倍首相にはこんな調査に一喜一憂せず堂々と政策を進めてもらいたい。Goto
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