記者の良心を信じる

朝日新聞連載・・・池上彰さんのコラム「新聞斜め読み」の掲載問題に思う
話題にもしたくないのですが、新聞命の私としては、仕方がない。私の親友(医師)曰く「学生時代から愛読していたのだが、ホトホト呆れたので止めると通知したら、販売店は何も言わず翌日から、ポストに入らなくなった」・・・朝日新聞不買の現実です。
日本の新聞社は販売店が生命線です。読者の家庭に日々お届けする。読者からの情報を収集する。読者勧誘する。地域の活動を支える。だから、再販制に守られる特権も許され、新聞の役目や役割が維持されているのです。朝日の販売店、余りにもの無気力が心配です。
友がなぜ、購読を止めたのか。勿論、慰安婦問題の誤報に起因していますが。池上彰さんが毎月掲載している「新聞斜め読み」のコラムの掲載を中止すると通告したり掲載すると言ったり・・新聞メディアの根幹が揺らいでいます。朝日は一体どうなっているのか。いわゆる池上問題に嫌気がさしたようです。
「過ちががあったなら、訂正するのは当然。でも遅きに失したのではないか。過ちがあれば、率直に認めること。でも、潔くないのではないか。過ちを訂正するなら、謝罪もすべきではないか」と池上さんは、問題のコラムで述べています。
論語ではありませんが、「過ちては改むるに憚る事なかれ」です。その通りだと思います。しかし、謝罪の部分が気に入らなかったのでしょう。池上コラム掲載を拒否。その事実が表面化した結果。慌てて9/4付朝刊一面で「本社はいったん、このコラムの掲載を見合わせましたが、適切でないと判断、池上さんと読者にお詫びして掲載します」と・・・・
なぜ、適切でないと判断したのか。そこが知りたい。朝日にとって誤報は認めても、謝罪する必要はない。それにも関わらず、池上如きが、謝罪すべきと批判するのは何事か。不適切と憤り、掲載中止を一旦は決めた。しかし、ことが表面化したので・・びっくり。世論に押される形で、掲載した。それが真相のようです。破廉恥な話です。
この問題で朝日の記者達がウェブに投稿。「池上さんの原稿を掲載できないと判断した人は、紙面の信用が何に起因するのか、考えてほしい。恥ずかしくて、悲しい」「はらわたが煮えくりかえる思いです。極めて残念」(読売)などと書き込んでいます。
私も朝日の読者です。お粗末な姿勢に呆れています。昨日、社長が緊急会見を行いましたが。説明責任(好きな言葉じゃないですが)を果たしたとも思えません。ましてや池上問題についてはまったく理解できませんでした。しかし、記者達がジャーナリズムの良心でツイッターに発信する姿勢を信じ、購読を続けたいと思います。Goto

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