毎日新聞ワイド特集・・・「これはもう、沖縄いじめ」に思う
1/20付・毎日新聞夕刊・特集ワイド・・・「これはもう沖縄いじめ」を読みました。普天間飛行場の名護市辺野古への移転に反対する沖縄県知事に首相や官房長官が面会しないのはいじめではないか。沖縄復興予算を5年ぶりに減額したのも。
在任中20回も沖縄県知事と面会、米国から普天間の返還を引き出した橋本龍太郎元首相。沖縄に命を賭けると情熱を燃やした梶山静六元官房長官。周囲の反対を押し切って沖縄サミットの開催を決めた小渕恵三元首相等の戦争体験を持つ議員が自民党にいなくなって、「なぜ沖縄だけ」の声が背景にあってのいじめか。
安倍首相は「沖縄の人々が耐え忍ばざるを得なかったご苦労に、通り一遍の言葉は通じない。私は若い世代の人々に呼びかけつつ、沖縄が経てきた辛苦に、ただ深く、想いを寄せる努力をなすべきだということを訴えたい」と講和条約発効を記念した「主権回復・国際社会復帰を記念する式典」で述べたのに・・・・
「思いを寄せる努力」をしていないのは、安倍さんあなたではないですか。いじめが続けば、日本国の一つの県としてやっていくのは無理がある」「独立という話が出てきてもおかしくない」「これはもう沖縄いじめ」だと毎日新聞は特集を締めくくる。
本気でそう思って書いているのでしょうか。自民党の歴代首脳部も今も、米軍基地を沖縄に押し付けて良いと思っている人は一人もいません。いや、いないと思います。しかし、日米同盟が存在する以上、いや米国の属国である以上、アジア情勢を鑑みれば、基地を容認せざるを得ない現実が横たわっています。それが、沖縄復興予算です。
安易に独立などと書かないで、また、この問題を単にいじめと捉えないで、どうしたら解決するのか。解決できるのかを、真摯に特集すべきではないでしょうか。毎日新聞には阪神大震災の折、被災者の生活サポート情報を掲載した特別紙面「希望新聞」がありました。
「希望新聞」は東日本大震災で復活。被災者と被災地内外を繋ぐ様々な情報を届けています。沖縄県民は、あの戦争の被災者です。であれば、いじめなどという子供じみた内容で批判のための批判に精力を使わず、沖縄県民と本土を繋ぐ「希望新聞」を設けてはと提案します。Goto
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