押し寄せる海外からの観光客にどう対処すべきか?
私のウォーキングコースに岐阜市内に二つしかないシティーホテルの一つがあります。山紫水明、眼下に長良川畔が、目前に岐阜城が聳える金華山の全景が映し出され、観光岐阜のメッカです。(チョッピリオーバーですが、ホテルの11階のラウンジからの眺めは絶景です)
毎朝、それも早朝にホテルの前を歩くのですが。昨年の秋頃からでしょうか。連日、ホテルの玄関先に観光バスが溢れています。仄聞するところ。前日の夕方、セントレア(中部国際空港)に降り立った中国からの観光客が、岐阜まで来て一泊、翌日、飛騨高山に向うのだそうです。
この観光ルートは、中国では縁起が良いとされる「龍」に見立て。能登半島を龍の頭。岐阜を胴体、三重・愛知を手足に位置付け龍のイメージで「昇龍道」と名付けられ人気のスポットです。その一団が、連日、岐阜のホテルへという寸法らしいです。
5月からは岐阜観光の風物詩、長良川の鵜飼もルートに加わるそうで、そうなれば、低迷する鵜飼が脚光を浴びるのではと期待されています。観光産業は地方創生の目玉。海外からのお客様に岐阜の魅力を堪能して頂ければと願います。
日中韓の観光大臣が会合開き、3ヶ国を相互に訪問する旅行者を3000万人目標にして「観光交流新時代の幕開け」にとの共同声明をだしました。何かとギクシャクする日韓・日中。観光客を増やすことで、相互理解が深まれば、観光事業の価値も高まるというもの・・・
私は成長戦略の大きな柱である「観光」には懐疑的ですが、地方創生の観点からすると、取り立てて産業がない地域(岐阜市もそうです)が・・・・ホテルに並ぶ観光バスを眺めながら・・・取り敢えずは観光で活性化をと考えるのを否定も出来ないと思います。
が、しかし、であるとするならば、マーケティングにもう少し力を入れ、観光客が何を望み、あるいはどうすれば期待に応える以上の価値を与えることができるかを真剣に考え、実践しない限りは、折角のチャンスがイベントのように一過性で終わってしまうのではないかと危惧します。
私の意見は、本物を見せる。食べさせる。そして、なによりも肝心なのは、彼の国にはない文化。そうです新鮮な驚きを与える「心尽くし」を従業員のみならず、その地域の人たちができるかどうかだと思います。難しいことではありません。海外の観光客を目にしたら「May I help you」と誰もが言えれば良いだけです。Goto
コメント
素晴らしいですね。
本物のおもてなしです。
誰であろうと、どこの国の人であろうと、
心が通えば、最高の喜びです。
Goto
こんばんは。口に合わないものもあったかもしれないです。でも、May I help you、そして、異国の人との交流を楽しむという気持ちがあれば通じあえるものですね!イタリア映画をお店で流してあげて、その後は、世界の黒沢映画のチャンバラシーンをみんなで見る。あとは、英語やイタリア語が苦手でも逃げずに、笑顔でボナセーラ、チャオ、アモーレと連呼すれば、これでトモダチになるものですね。
コメントありがとうございます。
それは美味しいからですよ。
本物は本場の人にはすぐわかるものです。
素材と味にこだわって、本物を提供し続けて下さい。
宮本輝さんの新作「田園発港行き自転車」読みました。近々に届けますね。
頑張って下さい。
Goto
こんばんは。
うちの店に15日連続、イタリア人のグループが来店しています。どうやら、気に入っていただいたみたいです。今では、もう、友達です!はじめは、慣れない英語とイタリア語に戸惑ってばかりいましたが、2日目には簡単な挨拶。3日目には、グーグル翻訳ソフトを駆使し、英語とイタリア語のメニュー表を作ってみました。4日目には、ユーロと円を交換するために銀行まで同行してあげました。言葉が通じなくても、お互いの気持ちが大切ですね。