購読者セット

新聞講読料実質値引きの愚策に「窮すれば貧す」ではと思うのですが・
人生は生まれてから死ぬまでの時間です。悠久の歴史と続くであろう未来の狭間、今を生きている。それが人生です。前期高齢者です。まだ、見えてきたわけではありませんが。残り時間に限りがあります。折角の時間です。無駄にはしたくないと思うこの頃です。
毎日新聞社が、とうとうネット配信を無料にするとの特集を組みました。仕組みはこうです。毎日新聞を購読し、登録さえすれば、その講読料だけで、毎日新聞をパソコンやスマホ、タブレットから読むことができるという「愛読者セット」プランです。
「とうとう」と書きましたのは、購読が条件ですが、タダで毎日新聞が毎日読めるようになったということです。私は、新聞社がコンテンツ(配信記事)を無料でYahooやGoogleのポータルに提供し始めた時、それは自らの首を絞めることになる。拒否するか、せめて有料にすべきだと述べてきました。
セットの次は、毎日新聞を購読しなくても安価(1000円だと思います)でネットで読めるようになるでしょう。しかし、それも上手く行かないでしょう。そうなりますと、次は、ネット上のみでも、ここまでは無料、それ以上は有料という、ゲームのシステムと同じになります。そうなれば新聞ビジネスは崩壊するでしょう。
いや、そうならねば良いがと願っていますが。「愛読者セット」などと耳障りの良いキャッチで、ネット時代に対応しようと思っているようですが。私的には、如何にも安易。経営危機に対する抜本的な対策が打てない焦りで、読者を繋ぎとめようとする苦肉の策です。
ここまで申すのは、賢明なる毎日経営陣には失礼になりますが。講読料の値引きに走ったことは、まさに「窮すれば貧す」です。この愚策が、購読者の減少が著しい状況の中、新聞業界全体に悪影響を及ぼさなければ良いがと危惧します。Goto
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6/20毎日新聞

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