宿命を背負わせない

政治の安定が、戦後70年談話を未来に向かわせているのです。
安倍首相の戦後70年談話、全文を読みました。あなたはどのような感想をお持ちですか?
私は、久々にこの国は政権が機能し、未来に向かっているのを実感しました。
なんせ、小泉政権以降、毎年、首相が交代したんですから・・・
9月に行われる自民党の総裁選、態度を決めていない石原派を除いてすべての派閥が、
安倍支持なんですから・・・再選まちがいなし。後、3年は安倍政権が続きます。
そんな、安定した政権だからこそ、70年談話が、良く吟味された内容になったと思います。
「戦後生まれの世代が8割超え、あの戦争に関わりのない子供や孫、そしてその先の世代の子供たちに、謝罪を続ける宿命を背負わせてはならない。しかし、それでもなお、私たち日本人は、世代を超えて、過去の歴史に正面から向き合わなければなりません」
このくだり、納得ではないでしょうか。また「何の罪もない人々に、計り知れない損害と苦痛を、我が国が与えた事実。歴史とは実に取り返しのつかない。苛烈なものです」と我が国が与えた事実と認め、自省しています。私は十分な反省とおわびの言葉だと思います。
そして毅然と「先の大戦への深い悔悟の念と共に、自由で民主的な国を創りあげ、法の支配を重んじ、ひたすら不戦の誓いを堅持してまいりました。70年に及ぶ平和国家としての歩みに、私たちは、静かな誇りを抱きながら、この不動の方針を、これからも貫いて参ります」と法治国家のもと、平和国家を貫いてきたと70年振り返っています。
私は思うのです。この談話は、誰にあてたメッセージなのか。勿論、日本国民にでなければなりません。国際社会に対してでなければなりません。それが、中国や韓国に向けて発信すべきだとする新聞の論調は間違いです。
「わが国は自由、民主主義、人権といった基本的価値を揺るぎないものとして、堅持し、その価値を共有する国々と手を携えて「積極的平和主義」の旗を高く掲げ、世界平和と繁栄にこれまで以上に貢献して参ります」と未来に向かっての決意。私は政治が安定しているからこそ、戦後70年談話で未来への覚悟と決意が語れるのだと思います。Goto

コメント

  1. 普通のおじん より:

    同感です。特に「子どもや孫に謝罪を続ける宿命を背負わせてはならない」のくだりは良かったです。普通に読めば、当たり前のことです。なぜ、特定の文言が入っている、入っていないにこだわるのか。とてもいい文章でした。
    日本に安定政権がなかなかできないのは、日本人の性格によるものか、マスコミや野党の揚げ足取りのせいか、よくわかりませんが、日本人はもう少し自分たちのリーダーを信頼する度量があってもいい気がします。