民は国家の存続の為の犠牲でない・・・・
消費増税が再延期されました。
論評する立場にはありませんが、デフレ脱却は急務である。
財政再建よりも経済成長を優先すべきと、考えますので・・
アベノミクス第三の矢「成長戦略」が道半ばである以上は・・
致し方ないと思うのですが・・・どうにも不信感が拭えない。
延期の2年半・・・で取り組むべき計画は・・4点
「1億総活躍プラン」「経済財政運営と改革の基本方針(骨太の方針)」「日本再興計画」
「規制改革実施計画」なのだが・・内容が重複し、政策の役割分担がよくわからない。
肝心の「地方創生」は何処へ行ったのか?
政敵を押さえ込んだので、目的は達成したとでも思っているのか。
中途半端なまま姿を消した。それも納得できない。
批判する積りはないが・・・
成長戦略でやらねばならないのは、構造改革だとわかっているハズ
にも関わらず・・・規制改革へ強い覚悟が見えない。
取り分け業界の抵抗が予想され「岩盤規制」には手を付ける気配がない。
ということは・・・消費増税延期は参院選目当て・・・
4計画は絵に描いた餅で、実行性が疑わしい・・
では、何のための延期か。目的はただ一つ・・参院で3分の二の議席を得て(与党)
安倍首相の悲願である・・改憲にあるのでは・・・そう思えてならない。
それを否定する積りもないのだが・・・
安倍政権・・・政治を愚弄し始めたのではないか、そん臭いを感じる。
中国春秋時代、鄭の宰相・子産は・・・政治の要諦を・・
「民は国家の存続のための犠牲ではなく、
民という個の存在を援けるのが国家である」・・・と説く。
経済成長、景気回復への確かな道筋を付けない限り・・・
改憲はないと断言しておこう。Goto
コメント
こんばんは。まったく仰る通りです。「岩盤規制」に手を付ける勇気のある政治家はいるのかー。残念ながら巨大な抵抗勢力に屈することなくやり遂げる人物は与党にも野党にも存在しません。橋下氏のように、抵抗勢力と戦えば、場外に追いやるのが今のポピュリズム。「岩盤規制」には政治家はいつも曖昧、失職におびえてばかり。スカッとしたことがいえるのは、民間人しか存在しないのかもしれませんね。マスコミや市民が一体となり根気を持って言い続け選挙の争点にするしかないですね。