金華山

雨に打たれ・・・ツブラジイの華が満開、山が黄金に輝いています。
ふるさと街にデンと構える金華山が・・・昨日の雨で、本当に綺麗です。
信長が・・尾張から美濃の国に入って今年で450年。
岐阜市では、市を挙げてのイベントを繰り広げています。
岐阜市の市章は井桁です。
理由は信長以前・・この地は井ノ口の里と呼ばれていました。
その井ノ口から井桁に。金華山は稲葉山。信長が稲葉山に聳える天守閣、
稲葉城に入城。井ノ口を岐阜に、稲葉城を金華山と改めました。
井口を岐阜と命名したのは、岐は中国「周の文王が、岐山より起こり、
天下を定め」・阜は孔子の生誕地「由阜」から取ったとされています。
信長天下統一の夢が、地名に。
稲葉山を金華山と改名したのは・・・私の想像ですが。
この季節・・・薫風・皐月、山は黄金色で覆われます。
実際をお見せできないのが残念です。信長が岐阜城(当時の稲葉城)に
入城したのは旧暦4月。稲葉山は黄金色に輝いていた・・・
それを見て、黄金の華が咲き乱れる山・・・金華山としたのでは。
黄金の華を咲かすのは「ツブラジイの木」(椎木)です。
山の5割程度が、ツブラジイの木で覆われています。
五月中旬、一瞬ですが満開となり本当に綺麗です。
(写真参照)取り分け、夕日に映えるツブラジイの黄金の華は綺麗です。
ツブラジイの木は、秋になりますと、実をつけます。
それが「椎の実」で、重要なタンパク源、滋養になります。
今でもその実を拾い、炒って食べますが、
戦国の世、「椎の実」が入った袋を腰に下げ、信長の兵は京をめざしました。
薫風・・・黄金に輝く金華山を眺めながら・・・
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5/13岐阜新聞朝刊

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