第一次産業の生産性をあげるために何をやるのか。
ドローンが農薬を散布する。
そもそもドローンはプロペラとモーターさえあれば簡易に開発が可能です。
過剰な規制さえしなければ用途の可能性は幅広い。
農業従事者の高齢化と従事者減がとまらない。
クボタは北海道で、無人トラクターの開発を急ぐ。
田植えも稲刈りも、野菜の種まきも途中の管理も、そして収穫まで、
IT活用の遠隔操作で農作業を簡略化するのが最終目標だと。
もう四半世紀以上前の話だが、「藻」の管理培養に関わったことがある。
イスラエルのエイラトという、アカバ湾に面した地域で、
大型の水槽を創り、モーターで塩水を攪拌、コンピュータで、
水量、温度、攪拌スピード、肥料配分などの最適な生産管理、
そして収穫、分離、乾燥など生産工程の全てを管理し
良質の粉末な藻を少人数で商品化する技術に触れ・・・・
ワイツマン研究所の科学者達の砂漠での藻の管理培養にいたく感動したもので・・・
いずれは、自然相手の農作物もコンピュータでの管理生産が
可能になるのではと思ったものですが、
時代は進化し、IT技術とロボット、更にはAIを駆使すれば、農業の無人化も・・・
ドローンが遠隔操作で「ボタンを押すだけで勝手に飛び立ち、
田んぼの隅々まで農薬を撒いて戻ってくる」・・・従来だと、1ヘクタール
農機で散布するのに40分以上かかるのが、僅か8分で。働き方が変わります。
更には空撮した農作物の葉の色を解析し、生育状況や雑草の有無を
一瞬で判断するシステムも開発され、農作業のあり方を根本的に変えようとしている。
農業生産のイノベーションはすざましいスピードで進んでいる感がある。
農業は国の根幹です。労働集約型の農業から、IT技術とAIを絡ませた
第4次産業革命型の農業への切り替えが急がれます。
農業の無人トラクターもドローンもその一環だと認識しています。
昨今、政府は人づくり革命だとか、生産革命だとか、働き方改革だとか・・
何かと革命や改革がお好きなようですが、
真の革命は農業問題を始めとする第一次産業の働き方改革で労働生産性をあげ
日本最大の輸出産業に育てることではないでしょうか。Goto
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