人間社会のあらゆる混沌は、大自然の摂理の内側である。
世の中には面白い家族構成があり、面白い人がいるモノです。
そして、音楽が全く理解できない私にとって、更に混沌とさせるのが、
「rock’n roll」なる言葉、音楽?を声高に叫ぶのもよくわからない……
芸能界という特殊な世界がそうさせたのか。それとも人物そのものが破天荒なのか。
でも、その人の「お別れ会」での「娘」さんの「謝辞」には痛く感動しました。
メディアで報じられていますが、私は敢えて、娘さんが語った謝辞を抜粋します。
この面白い家族が醸し出した結末をこう締めくくった娘さんの素晴らしさに。
人間関係の凝縮である家族とは何か、
「父と過ごした時間の合計は数週間にも満たない」と43歳の娘は言う。
だから、よく知らないし、わかり得ないと……戸惑うのだが。
娘の両親は、別居生活を40年以上続けていても、離婚しなかった。
「母は折々に入れ替わる父の恋人たちに、あらゆる形で感謝していました」
「私はそんな綺麗ごとを言う母が嫌いでした」でも彼女には夫は自分のモノという
概念がなかったかのように。(離婚の理由は男女の縺れか金銭問題だが)
「人は生まれ持って誰のものではなく個人です」
「母はそのあり方を自由意志で選び、父も1人女性にとらわれず心身ともに
自由な独立を選んだのです」「私はこれまで、父が多大な迷惑を掛けたことを
謝罪しつつ、今更ですが、このある種のカオスを受け入れます」
彼女がどんな人物かはわからないが葛藤は相当なものだったと思います。
「まるで蜃気楼のように、でも確かに存在した二人。私という2人の証が
ここにたち、また2人の遺伝子は次の時代へと流転していく。
この自然の摂理に包まれたカオスも、なかなか面白いものです」
文学的表現ですが、納得ですねぇ。
最後に彼女は父親に、Fuckin’. Yuya Uchida don’t Rest In Peace Just rock’n rollと。
社会とは混沌の中にあり、それも大自然の摂理の内側であろうとの見識に触れ、
人間関係の凝縮である家族とは何かを教えられた「謝辞」でした。
でも、rock’n rollって、いったい何なんだろうねぇ。Goto
※カオスとは、混沌、無秩序
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