原材料と人件費の上昇を吸収できない状況……インフレの前触れか。
インフレの予兆ではないかと思うのは考え過ぎでしょうか。
日銀と書けば、デフレ脱却。インフレ2%を目標に掲げ施策を講じているが、
何度も先送り、なかなか実現しないと批判されている。
でも、しかしですが、日経がまとめた2018年度の飲食調査を見ると、
どうも、日本経済がインフレに向かうのではないか、そんな流れを感じる。
飲食店の動向でそんなことがと思われるかも知れないが、「食べ物の恨みは」などとは
申しませんが、人間が生きる上で一番大切なことは食べることです。
調査は3月中旬から4月下旬に飲食を主な事業とする企業543社を対象に
323社から回答を得た。18年度に57%の企業が人件費や原材料の高騰から、
値上げ実施した。にも拘らず経常利益が4年ぶりに前年度を下回った。
19年度中には53%がメニューの値上げを計画しているという。
このブログ、原則企業名は書かないのですが。
飲食各社が如何に経営努力を重ね、美味しい商品を安価で提供しようと
努力しているかを、紹介してみます。
「ドトールコーヒー」乳製品使用の商品10円。カレーの「CoCo壱番屋」ポークカレー21円。
ファーストフードでは「吉野家」がサイドメニューを10円。「松屋」は牛めし10円。
「ゼンショー」はうなぎの特盛90円引き上げ。「リンガーハット」長崎ちゃんぽん3.3%、
「マクドナルド」ダブルチーズバーガー10円値上げなど………客離れに細心の注意を
払いながら恐る恐る値上げしているのが透けて見える。
これほどに、企業努力を重ねているのですが。利益率の改善には及ばない。
ということは、調査以上に飲食店が大幅な値上げやむなしに向かうのではないか。
人間の生きる源である。食べること。その飲食店がやむにやまれず次々に値上げに踏み切れば
それこそ、インフレの前触れではないかと思うのですが。一面的過ぎますかねぇ。Goto
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