緊急時を想定して、電力の供給方法をよく考えた方が良いのでは……
大きな話には抵抗があるのですが、どうも日本列島が不気味です。
千葉県を襲った台風15号。1ヶ月が経とうとしているのに、
電力会社の必死の復旧作業にも関わらず、今なお停電地域があると聞きます。
外部からスイッチを入れれば「電気が灯る」放っておいても「冷蔵庫」は動いている。
IT革命はIoT時代を迎え、家電製品の大半がネットと繋がり、
スマホさえあれば、遠隔操作が可能になり日常生活は更に便利になります。
でもです。ひとたび、電力がストップしたら。たちまちに生活は困窮してしまう。
生活だけではない。あらゆる産業が生産機能を喪失して、社会が成り立たなくなる。
千葉の事例を見るまでもなく「便利さは電力によって支えられている」ことを改めて実感する。
東日本大震災を思い起こすまでもなく、北海道の厚真町を襲った震度7の地震、
あの地域の山並みが瓦解した姿、昨年の熊本地震による熊本城の惨状……など、
地球はどうなっているなどと大きなことは申しませんが。
いつ何処で天変地異が発生するかはわかりません。
ライフラインの根幹である電気が遮断されるかも……不安が募ります。
「災害は絶えず、自助あるのみ」そんな言葉が現実味を帯びています。
千葉の内陸部にある人口7000人の睦沢町。台風15号が襲った9日未明から、
町内はほぼ全域が停電。復旧した14日まで続いた。
町は東日本大震災の教訓から「道の駅」を防災拠点にしようと、
町内で採れる天然ガスを利用、ドイツの地産地消エネルギーシステムを取り入れ、
「エネルギー地域自給型」の整備をした。
そのオープンは10月1日の予定だったのだが。台風の襲来で、防災拠点の実力が試された。
携帯電話の充電が可能。併設の「浴場施設」がフル稼働、延べ1000人がシャワーを。
費用は資源エネルギー庁が補助金を6割だし完成。この睦沢町の例は、いざという時に
電力会社から独立した発電設備を持つ防災拠点の強みが示めされた。(毎日より)
岐阜県でも八百津町で、太陽光エネルギーから水素を作り保存。
電力に変える「地産地消エネルギーシステム」の研究が町と民間で行われ、注目を集めている。
発送電の主役は大手電力会社でしょう。しかし、福島原発事故訴訟は東電の旧経営陣を
無罪とし、高浜原発建設に関して関電の幹部に3.2億円の収賄が発覚……
そんな無責任な経営陣が運営する電力大手に安心して、電力供給は任せられない。
不気味な日本列島です。何処で何が起こるか。
「災害は絶えず、自助あるのみ」です。千葉の睦沢町の取り組みに学ぶことが、
多いのではないかと、思います。
私も知りませんでしたが、岐阜県にある道の駅には、
すでに、8ヶ所、災害対策で発電システムが備えられているんですって。Goto
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