児童虐待の背景に貧困の問題があります。
ハッピーメディア・地域みっちゃく生活情報誌(31都道府県・137誌
9,092,436部・全戸配布型)では「子どもへの虐待がない社会」を目指し、
「児童虐待防止・189番・啓発キャンペーン」を実施しています。
児童虐待をなくすことは難しい社会課題です。簡単ではありません。
しかし、日本全国でこれだけ虐待事件が頻発する背景を考えれば、政府や、行政、
警察や学校の取り組みだけで解決しようと思っても無理です。
国民がと言えば大袈裟かもしれませんが、
社会が「その気になって」無くそうと行動を起こさなければ解決しません。
問題を一つひとつ整理して、やれることからやっていくしか方法はないと思います。
児童虐待と直接は関係ないかも知れませんが。
大局的にみれば「大いに関係がある」と思うのが「学校給食費」です。
私の率直な疑問です。小中学校の給食費を、何故無料にしないのか。
消費増税を財源に「子育て世代への支援」として様々な施策が講じられています。
「高等教育の無料化」がその例です。教育のコストを下げることは重要です。
給食費の現状です。
名古屋市の教育委員会は小学校の給食費を来年の4月から月額で600円値上げし、
4,400円に改定する方針を明らかにしました。
全国の平均月額は4,383円。名古屋市は最も低い。
複数種類の献立から好きなものを選ぶ「スクールランチ」制度を取る中学校でも
1食当たり40円値上げして320円にするそうです。(これは必要ないと思います)
市の説明によれば、物価が上昇し、献立を工夫して食材費を抑えるのは限界。
献立については保護者から「質素過ぎる」との声も上がっている。
09年度に6回出ていたエビフライが、18年度にはゼロ。
比較的安価で栄養価の高い高野豆腐の使用は2回から17回に増加。
18年度の1食当たりの平均栄養価は、当時の文科省の基準に対してカルシウム、
鉄分などが下回っていたなどで、市の担当課が実施した保護者アンケートでは
7割が「給食費の値上げはやむを得ない」と回答。それで、値上げすると。
予算内で何とか栄養価の高い給食をと涙ぐましい努力が全国で行われています。
頭の下がる思いです。現行の給食費で賄うことの限界も理解できます。
でも、よく考えて欲しい。
子どもの虐待の問題の一つに「貧困」の問題があることは事実です。
現実に「給食費」を払えず滞納して、子どもの心に大きな傷を負わせている事実もあります。
であれば、ここは、政治の出番です。小中学校の「給食費」を無料にしようではありませんか。
エッ。財源がどこにあるかって。「桜を見る会」に5,000万円も使っているのです。
「子どもが満足な給食を食べることを惜しむ大人」なんていませんよ。Goto
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