Ig Nobel賞受賞

笑いがいっぱいの研究を真面目に研究してこそ、素晴らしい国です。
昨今ですが、日本の大学の地位が下がっている。世界レベルで100位以内に
日本の大学は数校しか入っていない。学問の府、知の機関に活力がなくなり、
大学のレベルが著しく後退、日本はダメな国になると悲観的な見方が常態化しています。
私に言わせれば「バカにするな」。日本人の潜在的能力は、如何なる民族にも、
国にも負けるハズなどない。世界有数の民族だ。それを、戦後の自虐史観を
学問の世界にも持ち込んで日本人の能力は限界だ・・などと言わないで欲しい。
世の中で、いちばん大切なことは何だと思いますか?
それは「ユーモア」です。笑いこそが、人の心を癒し、
最近では医療で最も効果の高い治療薬だとも言われます。
日本人は生真面目で勤勉だが(最近はそうではなくなりました)
ユーモアのセンスがなくて、面白味のない民族だと言われていますが、
そんなことはありません。落語なんて・・世界に類のない質の高いユーモアです。
昨今は「お笑い芸人」なる人たちが急激に増え、常に笑いの研究をしています。
日本人ほどユーモアを楽しみ、ユーモアを日常に取り入れている民族はいないのです。
その証左が14年連続で「イグ・ノーベル賞」を受賞していることです。
「Ig」(イグ)とは恥ずべき・不名誉な・不誠実な・・・という意味で、
否定を表す接頭辞句です。「Ig Nobel」とはノーベル賞を否定的に捉えた
パロディーですが・・「人を笑わせ、そして考えさせてくれる業績に与えられる賞」で
1991年に米国の科学ユーモア雑誌が創設しました。
ユニークな科学研究に贈られる最高の賞だと思います。
今年の授賞式はオンラインで開かれましたが、
日本人の受賞者は京大霊長類研究所の西村剛准教授です。(音響賞)
研究内容は実にバカバカしいのですが「ワニの発声方法を研究するなかで、
ヘリウムガスを使うとワニの唸り声が高くなる」という研究成果が認められました。
それって、何の役に立つのでしょうか。ワニがヘリウムガスを嫌って、
大声を出しただけなのに。それでも准教授は「マニアックな研究に着目して
もらえたのは非常にありがたい」と受賞に大喜び。
どうですか。日本人のこのユーモアのセンス。
おめでとうと申し上げると共に、世界で14年連続で受賞できるユーモアのある
民族は日本だけです。(それは誤報です。米国もでしょうねぇ)
でもです。「イグ・ノーベル賞」に馬鹿げた研究を発表できる日本の大学や研究機関を
私は認めなければならないと思います。
だって、笑いが消えたら、それこそ、この国の魅力がなくなってしまいますから。Goto

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