人間は猿とは違いますが、猿から学ぶことが必要かも・・・
大相撲秋場所で大活躍したのが翔猿関です。
新入幕で優勝争いをして湧かせました。彼は小兵で28歳、遅咲きの苦労人です。
精悍なマスクと激しい取り口に人気がでるのではないでしょうか。
夏場所は照ノ富士関が幕じりで優勝(秋場所も彼が優勝すると見ていましたが、途中休場)
今場所も翔猿が活躍。大相撲の番付が疑問視されています。
その原因は大相撲のリーダーは横綱です。その横綱が不在に起因します。
横綱は二人いるのですが、どれだけ休んでも、自ら引退しなければ、
その地位は安泰です。大相撲は部屋制度です、普通は部屋の親方が引導を渡します。
それぞれに事情があるのでしょうが、ここまで休場すれば、横綱審議会なるものが
あるのです。そこで引退勧告するのが、妥当なのに・・・勝手放題です。
因みに横綱審議会は新聞社の重鎮たちで構成されています。
まぁ。それこそボチボチどころは、誰もが老害だからと思う人たちばかりです。
これでは、大相撲がリーダー不在でも勧告などできないですね。
ニホンザルの社会はボス社会です。ボスは自分の力で支配します。
でも下克上です。力が衰えると地位を奪われます。
人間に近いオラウータンはオスもメスも単独で暮らすのでボスもリーダーもいません。
ゴリラは家族単位で暮します。オスはメスに選ばれて家長になります。
チンパンジーには二種類あって、オス同士が連合を組んで張り合い勝った方が
主導権を握りその中で一番強いオスがリーダーになります。
日本の派閥政治と同じですね。派閥政治ってチンパンジーの世界、笑っちゃいますね。
もう一種類のチンパンジーボノボという種類です。
ボノボはオスよりもメスが強く、オス同士で連合をくむことはない、
メスが主導権を握り、隣の群れとも平和に付き合い、めったに喧嘩しない。
ボノボはメスが強くてリーダー不要です。チンパンジーはオスの派閥争いでリーダーを決める。
そうなのです。私が何を申し上げたいか。もうお分かりですね。
人間は猿とは近いですが、猿とは違います。いや、違って欲しいと思います。
でも、田舎にはニホンザルのようなボスが地域を牛耳っています。
中央ではチンパンジーのような派閥政治が跋扈しています。
でも我々庶民はゴリラのように家族主義が平和の原点であると思っています。
であれば、ボノボのように、女性のリーダーを選べば「穏やかな国」にとなるのでしょうが
社会の基礎がローカルにあるのが弊害になって・・・なかなか・・
大相撲、もちろん男社会ですが、部屋制度を支えているのは
「女将さん」たちです。であれば、協会も横綱審議会も女性を登用すれば、
横暴な二人の横綱を引退させることができるのでは・・・・
それにしてもです。派閥のボスでもなく、世襲議員でもない
菅さんが日本国のリーダーになったのです。
これって、実は凄いことなのかも知れませんね。Goto
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