東証のシステム障害に敢えて株式欄を空欄で掲載した理由はいかに?
新聞命(しんぶんいのち)の私です。
新聞が配達されない休刊日は一日中気分が悪い。それほどに新聞が好きです。
だって考えてみて下さい。政治・経済のみならず日常生活を豊かにする情報が
毎朝・きちんと整理されて家庭に届けられるのです。
こんな素晴らしい情報源って、他にありますか。
「新聞の一面は誰かが失敗したりミスしたことばかりが掲載される。
でもスポーツ欄は人間が偉業にチャレンジした結果が伝わる」だから、
新聞はスポーツ欄からしか読まないと先日なくなった米国のリベラル派の判事はいう。
彼女も新聞を人生の伴侶としていたのですね。
その新聞紙面に異変が起こりました。新聞命の私が腰を抜かすような。
株式欄が「白紙」で掲載されたのです。異様な紙面だと思いませんか。
写真は日経です。日経は経済紙ですから、このような紙面でも仕方がないのですが、
他の一般紙も全て同様な掲載です。
なぜこうなったかは申し上げるまでもありません。
東証のシステムがダウンしたからです。それも終日です。その結果の紙面です。
株式市場は夕方3時に閉まります。株式欄は市場が閉鎖と同時に自動的に構成されます。
私は思うのです。株式欄の扱いは経済部でしょう。この紙面をなぜ、異常だと思わないのか。
だって、白紙の紙面と同じですよ。東証は木曜の取引は行えないと発表したのです。
夕方には東証の社長が説明の記者会見をしているのです。
だったら、空欄の株式欄を掲載する必要はないのです。
まるで、東証がシステム障害を侵したことを晒すかのように・・・
掲載する意味はどこにあったのでしょうか。
私の推測ですが。取引がなかったことをそのまま、紙面化することも
ニュースであると、考えて空欄を掲載したとは思えません。
ただ、何の考えもなく、自動的に掲載したのだと思います。
そうなのです。考えないのです。だから、新聞が売れなくなるのです。
購読者が著しく減少しているのです。ネットの株式情報では何度も、
なぜ、東証が動いていないのかを説明しています。
敢えて申し上げます。空欄に何の矛盾も疑いもなく掲載する新聞に
明日があろうはずがありません。新聞の衰退が叫ばれて久しいです。
その原因はネットにあるのではない。
新聞が新聞の価値を自ら貶めているからではないでしょうか。Goto
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