島根の乱

困惑するのは県民ではと思うのですが・・・・
疑問に思うことがあります。
島根県知事はなぜ、五輪の聖火リレー中止を検討しているのでしょうか。
仄聞しますに、そもそも五輪開催に反対なのだとか。
検討ですから、島根県内での聖火リレーを中止したわけではありません。
理由は、コロナ禍で飲食店が厳しい現状にあるにも拘らず国からの支援が
島根県には少ないからのようですが、島根県だけ特別に少ないとは聞いていませんが・・・
東京の感染拡大対策は不十分、この状態で五輪を開催すれば、感染が拡大する・・
三度異常事態宣言が出れば疲弊する島根経済が更に深刻な影響を受ける・・
島根のような宣言外の地域に国から給付金の支援が少ないのは不公平極まりない。
県に給付金支援がなければ、聖火リレーの警備などに充てる県予算約7200万円の
執行を停止する。大会組織委員会とのリレーに関する協定を破棄するとまで。
随分と意固地と申しますか、ヒステリックな発言です。
でも、世の中の人は無責任と申しますか、面白半分なんでしょうか。
この「島根の乱」に、拍手喝采する人が激増、動画の再生回数は3万回以上、
県庁に寄せられた電話やメールは1000件に達し意見の8割は知事の意見に賛成だとか。
ただし、県外からのメールが9割を超えているそうですが・・・・
二つ思います。
知事の座右の銘は「積小為大」と「臨機応変」だそうです。
「積小為大」とは小さなことを積み重て大きなことを為すってこと。
その座右の銘とこのことがどうリンクするのか。
島根のような小さな県が反対の声を上げれば、国家的なプロジェクトである
五輪を潰すことができて国民の被害を食い止めるとでも思っているのでしょうか。
今、五輪が開催できるかどうか、微妙な段階です。
疫病を如何に抑えるか、感染拡大を防ぐことができれば、五輪は開催できると
政府を始め関係者はギリギリの選択を迫られています。
そんな状況下、小さな五輪反対の声が世界イベントの五輪を潰すことができる
「為大」とでも思っているのでしょうか。現状はそもそも五輪に反対な人たちの
受け皿になっているようです。それを望んだかどうかはわかりませんが。
もう一つは、知事のパフォーマンスです。島根県をアピールするために
今話題のテーマを取り上げ、売名行為をしているのではないでしょうか。
隣りの鳥取県の知事と比べれば、思想もなければ、人間味も、温かみも
県民のリーダーとしても疑問ですが・・・・やはり意味が不明です。
この25日から順調に聖火リレーがスタートすれば、検討した結果、
島根も中止せず行いますっていうことになると思いますが、
五輪そのものが中止になれば、してやったりとニンマリするのでしょうか。
いずれにしても「島根の乱」県民不在のパフォーマンスに
困惑するのは、県民だと思うのですが。Goto