ワクチン接種・マスクに着用で対策すれば大規模イベントは安全に開催可能・・
最近、英国という国を見直しています。いや、びっくりしています。
民主主義発祥の国は、何処かのエセ民主主義国とは随分違うと、
やっかみ半分、尊敬半分です。
ジョンソン首相・・・新型コロナウイルスが流行し始めた時・・
「こんなものはインフルエンザに毛が生えたようなもの。国民の大多数に
免疫ができれば治る」と高を括っていました。隣国がオロオロしている時に。
そうこうしている内に、自身が感染、重症化、死の淵を彷徨い、
なんとか復帰しますと、こりゃただ事ではないと実感、そこからが・・
英国リアリズムって言うのでしょうか、ワクチンだってことに。
直轄のワクチン担当チームを編成、世界中の製薬会社、大学の研究室など
手当たり次第に・・・約200の開発案件を探しだしました。2000年2月のことです。
そしてどうですか、これだと思うワクチンを見つけだし、即座に5億回分を確保、
国民に接種を始めたではないですか。
そして、このパンデミックではサプライチェーンが怪しい、世界からの供給は
難しいと分かれば、早速に国内生産に踏み切る、そして、国内の大学や研究機関に
日本とは三桁違う支援金を拠出・・・世界に先駆けるワクチン大国になりました。
と、どうですか・・・今度は実証実験です。日本でこんなことしたら大問題になるのですが。
英政府は6〜7月・ロンドンで開催したサッカー欧州選手権の8試合、
すべてに観客を入れました。感染以前並みに観客を入れたイベントで感染が
どのくらい広がるかを実証実験するためです。
結果は8試合いずれも収容人数上限の75%にあたる6万人超が観戦、
観客計約6400人が感染。イングランドとイタリアとの決勝だけで新たな感染者は
約3400人だったとの調査結果を報告しました。
各試合では、観客に陰性証明書やワクチン2回接種の記録証明書の提示を求めました。
報告書では約3000人が観戦時すでに感染しており、競技場内外で拡散させた
可能性があるとしました。チケットを持たない人が警備を突破して乱入するなど、
「観客が感染対策を守らなかった」ことが要因と分析しています。
一方、同じ時期に開催されたテニスのウィンブルドン選手権では、観戦者延べ約30万人に
対し、感染者数は約880人にとどまったとも。英政府はこの調査結果を受け、
ワクチン接種・マスクを着用し、感染対策が十分取られれば「大規模イベントは
安全に開催できる」と結論づけました。
どうです。英国って凄いと思いませんか。
イベントに観戦者を入れて実証実験するのです。日本では考えられませんね。
でも、英国は9ヶ月近く、そうです。ワクチン接種が終わるまで、ロックダウンして
いたのです。そして、この実証実験です。
ジョンソン首相・ワクチンの打ち手が不足すると判断すれば、法律をつくって、
短期の研修で注射ができる人を1万人速成もしました。
医療体制の崩壊を防ぐために、野戦病院「ナイチンゲール病院」を
これまた、感染拡大が起こると同時につくっています。
日本はどうですか・・・感染拡大してから波はありますが、いつの時も
医療崩壊を防ぐためと国民に自粛を呼び掛け、ワクチンは未だに
国民に届かない。国産と言えば、支援金を出して急がせるどころか、基準・規定に合わない。
実験不足、データが揃っていないと、安全という隠れ蓑で、厚労省は許可しない。
英国に見習って欲しいとは申しませんが・・・
実証実験などやるものなら、言い出しただけで「首が飛び」ます。
ですから、オリパラも無観客、英国のみならず世界から嘲笑ものです。
やることがすべて中途半端、如何にも如何にもです。
これでは、飲食店は死屍累々となります。イベントもなくなります。
どうすれば良いのでしょうかねぇ・・・私は保身に走る政治家と
人道主義を振りかざすマスコミ、それに省益しか考えない官僚の責任だと思いますが・・Goto
実証実験

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