失ったものを数えるな。残されたものを最大限生かせ。

新聞各紙のパラリンピック開催の扱いに思う・・・
私は「新聞命」(しんぶんいのち)です。
ですから、このブログ、目的は「新聞を読もう」であります。
新聞の読者離れ・・もう何年前から言われ始めたでしょうか。
このブログをスタートした13年前には・・・
私如きが新聞の存続に危機感を持っていたのですから、20年近くなるのでしょうか。
新聞社は言論の府、社会意識を持った学生の憧れのマト、
この30年ぐらいは就職戦線で常に最難関の職種に位置付けされていました。
当然に新聞社には優秀な人材が集まっています。
私が不思議に思うのは・・・
最近の目を覆いたくなるような購読者の減少、新聞広告の落ち込みです。
優秀な人材が集まり、経営しているのに、どうして、活字離れを止めることも、
ネットメディアに対抗することもできなかったのでしょうか。
新聞というのは、人間社会で起こっている全ての事象を網羅し、
読み易く整理し、大きな問題は解説や論陣を張り読者に訴えてくれます。
もちろん、産業の栄枯盛衰についても、原因から可能性まで丁寧に示してくれます。
それが、どうして、新聞という産業の衰退には目を瞑ってきたのか・・
優秀な経営陣ばかりです。次の時代に次の手を打つことはやぶさかではないのでしょうが・・
ただただ、購読者が減少し新聞離れが進むのを手をこまねいて・・・20年も。
自分のことは自分ではわからないと申します。そうですね。
それが原因だとは思いませんが。根本は世の中の最先端の情報を扱う新聞が、
人間の行動形態や思考回路の移り変わりが見えないってことでしょうか。
デジタル技術の進化ばかりじゃなさそうです。
パラリンピックが開催されています。素晴らしい開会式でした。
「失ったものを数えるな。残されたものを最大限に生かせ」・・・
パラリンピック開催にあたっての新聞から国民へのメッセージです・・・
その本気度を見る良い機会が25日の朝刊・一面に表れました。(写真参照)
朝日と毎日は・・・コロナ禍での開催反対が見出しに滲んでいます。
ともに暴力団の裁判判決の方に扱いが向いています。
読売は1面と4面逆見開きで・・東京パラ開幕・・・コロナ下でも4400人参加と。
全面的なバックアップ体制です。日経もパラと歩む共生社会「多様性受容へ試金石」と
SDGsを意識してトップで扱っています。ごく自然な誌面です。
どうしてこんな扱い方になるのでしょうか・・・・
朝日も毎日も社会を見誤っているとは思いませんが、少なくとも
コロナ禍を背景に政権批判の意識を国民に持たせようとしています。
国民はそんなことわかっています。
このズレが新聞経営者の優秀性にあるとしたら・・・
新聞衰退の主要因はそこにあるのではと、思ったりしています。
残されたものを大切にせず、失ったものに縋っているのは情けない。
パラリンピックの偏向的扱いに些か腹を立てて・・・Goto
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