陶磁器の勉強をして・・・訪れねばなるまいて・・・
陶磁器とは・・・土や粉末状の鉱物を練り固め、成形・乾燥・焼成したものの総称です。
やきものと呼ばれます。原料の状態や焼成温度によって、土器・石器・陶器・磁器に
分類され、後者ほど焼成温度は高くなります。成型法には手ひねり・ヒモ造りなどの
手工芸的な方法とろくろ・プレスなどの器機的な方法があります。
土器は釉薬なしで700〜900℃で焼いた器物。陶磁器の前身です。
石器は古墳・飛鳥時代、朝鮮半島から伝来、ろくろで器物を成形・穴窯で釉薬をかけず
高温帯(1100〜1300℃)で焼き上げます。土器より頑丈で水を通さないのが特徴。
陶器は陶土と呼ばれる粘土が原料の高温帯(1100〜1300℃)で焼かれた器物。
磁器は陶石と呼ばれる岩石を主な原料に1300℃程度で焼成する器物。
陶磁器の中で最も硬く、軽く弾くと金属音がします。
陶器と磁器は釉薬を掛け、土器と石器は釉薬を使いません。
陶磁器は中国から伝わったとの由来で「china」とも呼ばれます。
釉薬を使うか使わないかで、陶器と磁器が違うのですね。
陶磁器の勉強をしました・・・なぜか。
我が故郷・岐阜・東濃地方は美濃焼の産地です。
多治見市には美濃焼のミュージアム「セラミックパークMINO」があります。
そのミュージアムで9/30から「国際陶磁器フェスティバル美濃21」が開催されます。
テーマは「土と炎の国際交流」で陶磁器のデザインと文化国際的な交流を通じて
更なる陶磁器産業の発展と文化の高揚を目指します。
メインイベント「国際陶磁器展美濃」は国際的に認知された陶磁器のコンペが実施されます。
世界64ヶ国から1873点の応募があり、入賞・入選作品178点が一堂に展示されます。
このフェスティバルは国際と銘打ち3年毎に開催される、大規模な催しです。
昨年が当たり年でしたが、御多分に漏れず、コロナの影響で中止となりました。
今年も9月末をめどに緊急事態宣言が出されています。
こんな御時世です。開催が危ぶまれましたが・・・地場産業の衰退を食い止めたいと、
関係各位の並々ならぬ努力が実って開催にこぎつけました。
陶磁器好きには世界最新の陶磁器とはどんなモノか。ぜひ訪ねたいと思っています。
その為に陶磁器について基礎知識を仕入れました・・・・・
お聞きしますと、陶磁器コンペの最高位グランプリは陶磁器の勉強で学んだ通り・・・
中国作家の作品が受賞したそうです。「china」強し。の作家の作品だそうです。
開催は10/17まで。多治見には古虎渓という紅葉の名所もあります。如何ですか・・Goto
コメント
会長ブログ、勉強させて頂いております。
僭越ながら、多治見には香嵐渓という…は、古虎渓のことではないでしょうか?
香嵐渓は足助ではないかと存じます。