第26回NIE全国大会

新聞の使命と役割は重い・・・
新聞命(しんぶんいのち)の私です。
購読者に歯止めが掛からぬ現状に苛立っています。
新聞は今を生きる羅針盤です。なぜ、新聞を購読しないのか。読まないのか・・
新聞調査会がこんな調査をしました。
未読者に「なぜ新聞を購読しないのか」ダントツは「新聞以外の情報で十分」が70%
2番は「購読料金が高い」38.6%です。
新聞と他のメディアとの印象や評価を質問しますと・・・以下の項目が全て1位です。
「新聞は知的である」「自分の視野を広げてくれる」「情報源には欠かせない」
「地域と密着している」「情報が整理されている」「読んだことが記憶に残る」
となりますと・・・「新聞以外の情報で事足る」70%に疑問が残ります。
8月・・・コロナ禍の中、札幌でNIE(新聞を学校教育に)の全国大会が開始されました。
大会スローガンは「新しい学びを創るNIE 〜家庭・教育・地域を結ぶ」で講演会、
パネルディスカッション、小中高教員による実施報告などがネット配信されました。
パネルディスカッションから・・・
別海町で漁業を営み、子育てをしながら地域の学校で新聞活用を推進する夫婦。
ご主人・・・新聞は情報源、地区のほぼ全世帯が購読している。(凄いエリアです)
小中学校では、朝、新聞を読む時間がある・・地域の人が掲載されると
地区の話題になる。影響力が大きい。地域に密着した地元の人の声をもっと届けて欲しい。
同夫人・・・地元の小中学校では月1回、全生徒に新聞が配られ、読む時間がある。
直接学力に繋がるかは分からないが、漁業関係の記事に関心を持つ子もいた。
言葉の意味は国語、グラフは算数や数学など、様々な分野に繋がっていると感じている。
藻岩高校教諭・・・コロナ禍、新聞は信頼できるメディアとして存在感が増した。
いざという時、人が何を求めているかが明確になった。小中学生に1人一台学習用端末を
配る「GIGAスクール構想」は、新聞の存在意義を高める。
他にもパネラーから新聞の価値と役割が述べられていますが・・・
集約すると、新聞調査会の新聞と他のメディアとの印象や評価での
1位の項目と合致しています。
NIEの活動で問題は見えてきました。
新聞は今を生きる羅針盤であることに間違いはない・・・
NIE活動は子どもたちの教育に新聞が必要であることも、新聞への期待も疑う余地はない。
されど、新聞を購読する世帯は北海道の別海町など特殊な地区を除き減少している。
となると、新聞を無料化してはどうか。そしてローカル新聞のエリアには全戸配布する。
そうなれば、NIE活動も推進されるだろう・・何よりも新聞の価値と役割は理解するが
「購読料金が高い」から読みたくても読めない問題が解消する。
そうなれば、新聞は再興すると思うのだが・・・Goto

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