報恩謝徳

「古希過ぎて迎える誕生日
嬉しくもあり淋しくもあり」
今日は73回目の誕生日です。ここまで生かされたことに感謝。
ガタが来ている我が身・残された時間を想うと一抹の寂しさが・・・
師走です。今年1年、カレンダーを追ってみますと、
今年も去年同様に夜の席、ほとんどが空欄です。
数年前から比べれば、嘘のようなスケジュールです。
でも、ではコロナがなかったらどうか。と考えても、
やはりこんな空欄だったかも知れません。
年を重ねるということは、同じことですら繰り返せなくなることです。
ですから、宴席は若い人たちにお願いして譲ったでしょうね。
でも、カレンダーを眺め、ふと思ったことがあります。
「報恩謝徳」です。ご恩と申しますか、お世話になった方、いやなっている方と
随分お目に掛かっていない。例年ならば、年に何度かは会食しながら、
愚痴を聞いて頂き、教えを受ける先輩ですが・・・今年はメールのやり取りばかり。
報恩とは恩に報いること。謝はありがたく思えることを伝える意。
徳とは惠・恩恵のことです。
意味はお世話になった人に感謝して、恩返しすることです。
それができていない。その事に気づきました・・・
そこで、年内に感謝して恩返しをと、コロナ感染対策が施され、個室で、
ゆっくりと杯を交わすことができる料理屋に・・・久々に電話を・・
「今月ですか?申し訳ない」「満席で、来年なら」と素っ気ない返事が。
10月から感染者数が激減です。緊急事態宣言も解除、時短要請も緩和されています。
「国民は愚にして賢なり」です。恐る恐るですが、宴席の場に戻っているようです。
我々が「地域の元気のために」地域経済の活性化に寄与したいと発行する・・
「地域みっちゃく生活情報誌」12月号が功を奏して・・・街の賑わいに役立って
いるとしたら、こんなに仕事冥利に尽きることはありません。
先輩には年内にと思いましたが、ことの外、街は賑わっているようです。
新春早々・「謝徳の会」をお願いしますと・・・
「いいよ。そういえばオマエ12月生まれだったなぁ、誕生日はいつだった、
祝ってやらねば・・・」「誕生日は10日です」気遣って頂きました。
報恩どころかまた、感謝せねば。新しいカレンダーに「報恩謝徳」と二重丸で。
後藤拝

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