第70回(2021)日経新聞・広告賞・・・受賞作品に思う。
新聞広告って素晴らしいですねぇ・・・
日経新聞社が第70回・日経広告賞(2021)の受賞作を発表しました。
12/3の紙面、8ページぶち抜きで大賞・14の部門・最優秀賞作品を掲載しました。
コロナ禍、経済に元気がなく、新聞広告の出稿が著しく減少する中、
思いの丈をしっかりと訴えた・・・それぞれの受賞作品。
こんなご時世だからこそ、広告が輝いて見えます。
改めて、受賞スポンサーに感謝と敬意を申し上げます。
大賞は「大日本除虫菊」の「インターネット広告とは大違い! いま、いいよね。
一方通行の新聞広告」・・・私のライフワークは「新聞」です。このブログのテーマも
新聞命(しんぶんいのち)です。KINCHOがインターネット広告に警鐘を鳴らしながら、
新聞広告の真髄に迫った作品です。このブログでも書き込みましたが(7/14 ・新聞広告の価値)
大賞はこれしかない・・・と思っていました。
ズバリ・ユーモアも遊び心もあり「活字文化とデジタル機能を巧みに組み合わせた秀逸」です。
オモロイ広告作ろうや・・・上層部の柔軟さが、ネーミングも含め、
オモロイ商品を開発する・・・その原動力になっています。企業イメージもアップです。
各部門についても、私見を述べたいのですが・・・
最近・ブログが長いとお叱りも度々。2点だけ、写真と見比べながら。
出版・コンテンツ・教育部門・・・最優秀賞
集英社の「夜は明ける。想いは不滅」鬼滅の刃、大ヒットの御礼広告です。
評論・・「新聞ならではの再現性や保全性が表れた出来事」だと。
そう評すればそうでしょうが、であれば、ゴルフ松山英樹プロ、マスターズ優勝での
各スポンサーの御礼広告との違いが分からない。
出版部門としてなら・・・「鬼滅の刃」よりも宝島社の
「社会に一石を投じる」広告の方が、優秀賞ではないかと思う。
大賞でも良いのではと思うのは・・
日経広告賞・最優秀賞に輝いた、NOMURAの「ありがとう」ではないでしょうか。
何かと批判も多かった2020東京五輪・パラリンピックです。
ゴールドパートナーとしてブレずに「挑戦をサポートする」と支援を続け、
閉幕時に「ありがとう」の言葉を夕暮れに佇む、国立競技場を写しだし、
その周りに異例の大会を応援した社員の写真を散りばめた。
万感を込めて、見入ることのできる・・・広告だと思いました。
日経広告賞にひと言・・・
新聞広告は一定の紙面(サイズ)が必要でしょうか・・・
最低でも全ページでなければ、日経の広告賞対象にならないようです。
その時点で、広告賞の面白味は半減していると思っています。
日経が広告賞で7ページも使って、こんなに紙面を割いたのは私の記憶で初めてです。
多分に大型出稿に対するスポンサーへの忖度があるのではないでしょうか。
もちろん、その背景には取り扱い広告代理店にも。
如何にも日経らしいとは思いますが・・・新聞の衰退への抗い方にしてはと
思わないでもありません。
でも、紙面を何度も捲りながら・・新聞広告を堪能させていただきました。Goto
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