大切な人に新聞を贈ろう・・・

新聞を開くことを習慣化させるのは大変なことです。
私の細やかな経験です。誰にでも当てはまるわけではありませんが・・
人から、この本、面白いから読んでみないかい。と頂いた本は・・・
大概、数ページめくって「ふぅ〜ん」なんて鼻を鳴らして閉じてしまいます。
なぜそうなるのでしょうか。
本は逃げません。手元にしたものは、本棚であれ机上であれ、目のつくところにあれば、
いつか読める、読めば良いと安心するからではないでしょうか。
それと、身銭を切った本でないと愛着がないのかも知れません。
ですから・・・頂いた本はなかなか最後まで読めないものです。
読売新聞ですが・・・最近盛んに祖父母に向けた購読広告を打っています。
内容は・・離れて住んでいる子供や孫に新聞を購読して贈ってあげようというキャンペーンです。
読売新聞が力を入れる子ども向け新聞である・・
10代の「学びたい」を応援する新しい新聞・中学生と高校生に役立つ情報が満載の
週刊総合紙・好奇心のネタが盛りだくさんの読売中高生新聞(金曜発行・850円)と
コドモの“?“が輝く未来に変わる楽しく読めて学習にも役立つ、小学校のための新聞
中学受験にも強い味方の読売KODOMO新聞(木曜発行・550円)の2紙を祖父母が
契約して、よみうり購読サポートを経由して子供に届ける仕組を宣伝しています。
財政的に余裕のある祖父母が、孫の教育の手助けをするのは昨今の常識です。
そこに目を付けた読売新聞の企画です。ブロック紙や県紙では真似のできない・・
さすが全国紙ならではの企画です。
問題は二つ。一つは子供世代・世帯と申した方が良いのかもしれませんが・・
地方を離れて都会で世帯を持った子供が新聞を購読していないってことです。
孫がおじいちゃんからのプレゼントだと子供新聞が配達されても、親が新聞を読んでいない、
このギャップをどう解消するのか。
それと、週刊紙です。毎週届く新聞に子供が馴染まねばなりません。
私の経験では、新聞を読むことは安易なことではありません。
習慣化しない限りは、投げ捨ててしまいます。ましてや、祖父母の押し付けでは・・
人からもらった本と同じです。
大切な人に新聞を贈ろう・・・発想は時代にマッチしています。
とても面白いと思うのですが・・・新聞そのものの価値が劣化している現状です。
そこを何とかせねば、販売局のマスターベーションで終わるのではと危惧します。Goto

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