ポケットの話

女性が手ぶらで街を歩けるように考え、起業を。

ポケットのなかには
ビスケットがひとつ
ポケットをたたくと
ビスケットがふたつ

もひとつたたくと
ビスケットがみっつ
たたいてみるたび
ビスケットがふえる

そんなふしぎな
ポケットがほしい

童謡・ふしぎなポケットです。

最近はボコボコに叩かれ、CMもなく寂しい小林製薬ですが。
新しいアイデア商品を「あったらいいな」・・のCMで次々にヒットさせる
その発想って好きですねぇ。

新商品が開発され新市場が生まれる時って、
大体が二つの要素で誕生しますね。

一つは小林製薬のように、日常生活でのちょっとした困り事を
解決する中から生まれるものですね。人間ってボーとして生きてますと
困り事を素通りしてしまいます。でもそこに興味を持ち注力するからアイデア商品が誕生します。「チコちゃんに叱られて」いるようではあかん。

もう一つは、業界志向にとらわれない異端の視点から新市場が生まれることも往々にしてありますね。少々元気の良い女性が、男性って「いつも手ぶらでいいよね」そんな声にハッとした。そう言われば、手ぶらで街ゆく女性を見かけたことがないと気付いた。

男性にジーンズ・ポケットに長財布が収まるのに、女性のポケットは小さくって
モノを入れるに役立たない。それはニーズがないからなのか?
それともファッション業界の常識でそもそもが飾りなのか?疑問は膨らんだ。

彼女は衣料業界とは全く関係ないのだが。
色んなものが入るスカートがあってもいいんじゃないかと、
酒瓶を出し入れできる大きなポケットを備えたスカートやパンツを作った。
そしてSNSの動画で配信した。どうでしょう。500着があっという間に完売。

その女性・そこで衣料メーカーを立ち上げた。
衣料品での悩みをソリューションする・・を前面に押し出した商品を開発し始めた。彼女曰く「ポケットがファッション性だけなら他のブランドをどうぞ」と開き直って、ニッチと驚きのスモールビジネスを展開中です。

なぜ・・・男性は手ぶらで歩く人がいるの。なぜ・・女性にはいないの。
それだけのことに気が付いた人が事業を立ち上げました。
成功するにはまだまだでしょうが、ぜひ頑張って欲しい。

いずれは、何枚ものビスケットがポケットからでてくるような衣料品をと願います。そういえばです。冬場、寒いからと、ポケットに手を突っ込んで歩いていたら、親父殿から「こらっ」ポケットはモノを入れるためにある。
手を入れるな。みっともない。と叱られたことがあった。

そして数日後、手にフィットする高級な皮の手袋を差し出しこれを使えと。
それ以降、ポケットに手を突っ込む癖を無くすよう努めています。Goto

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